子育てのゴールは、子どもの自立と親の自立
こんにちは、名張市の個別指導塾 学びスタジオの奧川悦弘です。
ご訪問いただき、ありがとうございます。
今回は、自立について書きます。
∴就職してすぐには社会人になれない
学校を卒業し、就職する。
就職は、大人への一歩です。
だからといって、急に社会人になるわけではありません。
仕事をする中で、
いろいろな経験をして、
社会人らしくなっていくんですね。
そして、
自立した自分の仕事を確立していきます。
∴子どもができても、すぐに親にはなれない
親になり子育てをすることを親業といいますが、
親になることも同じですね。
子どもができたからといって、
親としての自覚を感じたとしても
すぐには親らしくなれるわけではありません。
∴家庭を作ること
子どもの成長にとって大きな影響を与えるものは”家庭”です。
子どもが成長する過程で、
親と温かくふれあい、
親から教育やしつけを受け、
豊かで思いやりのあるやさしい人間性を育み、
善悪の判断、
マナーや常識、
身辺生活の知識や技術など
を身につけることができるかどうかは、
家庭での"親力"にかかっています。
人間が子どもの"親になること"は、
それは大きな厳しい責任と役割を背負うことになります。
∴親になれない親たち
しかし、
実の親による幼児の虐待の増加、
育児放棄、
自他の命を大切にしない子ども、
感情のコントロールのできず我慢が苦手な子どもの増加……
家庭における"親力"の低下は深刻化しています。
これは、
"親になれない親"が増えていることではないでしょうか。
物理的に出産し親になることはできても、
精神的に成熟した"大人の親"になることは難しいですね。
∴親子で共育
だから、親子で”共育”です。
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子どもをもったその日から、
子どもと一緒に親も学びながら、
共に育ちあい、
成長した大人の親になる努力が必要です。
∴子育てのゴールは子ども自立
子育ての最終ゴールは自立てす。
親がいなくても自立し、
子どもがひとりで生きることができるようにすることです。
働き、
収入を得て、
経済的にも親から自立し、
子どもが自分の人生を楽しく歩むことができるようにすることが子育ての目的ですし、
子育ての社会的役割です。
∴親も子も自立
子どもを自立させる過程は、
同時にまた親の子どもからの自立の過程でもあります。
子どもは成長に伴い、
時間的にも物理的にも次第に親から離れ、
生活するようになります。
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親子の距離が出てくるにしたがって、
精神的にも自然に親子は離れていかなければなりません。
しかし、
最近では少子化のなか、
親が先まわりして細かく子どもの世話をし、
子どもが大きくなっても親子が互いに依存していつまでも離れられないような状態が見うけられます。
∴"子どもの自立"を支えるのは"親の自立"
育児のゴールは、"親子の自立"でもあります。
そのためには、
子どもの成長に伴い距離をとり、
離れていく子どもの後ろ姿を見送ることができ、
子どもが離れたら、
親から近づいていかない、
そんな親でなければなりません。
子どもの自立を心から悦べる親になってほしいと思います。
そして、
時には、
子どもは親を恋しくなり近づいてきます。
そんな時は、
子どもに思いっきりひっついてあげる"安全基地"になってあげましょう。
∴まとめ。子育てのゴールは、子どもの自立と親の自立
子どもができた時、赤ちゃん親のスタート
親と子ども、共に育ちながら家庭を作っていきます。
そして、
子どもの自立を心より悦べることが
親として自立することになります。
一方で、
子どもはいつまで経っても、
親の安全基地と自立を行ったり来たり、
そんな優しく素敵な親子関係を築いていきましょう。