"好奇心格差"が"経済格差"を生む

こんにちは、学びスタジオの奥川えつひろです。

子ども頃の環境が大きく左右する"好奇心格差"が、
深刻な経済格差に発展するのではないかと、感じています。

❤︎知識と21世紀型スキル

学習スキルや思考力などを重要視した"21世紀型スキル"
これは、
好奇心駆動型教育とも呼ばれる、ある側面では良さそうなこの進歩的な教育ですが、

ややもすれば、知識の習得おろそかになりかねません。

❤︎詰め込み教育は本当に悪いのか

この"21世紀型スキル"に対して、
その反対側にあるのが"詰め込み教育"です。

しかし、"知識なくして、創造性も思考力も生まれません"

だから、批判されがちな詰め込み教育は実は大切なのです。

❤︎創造性は空白から生まれるわけではない

創造的な人は、膨大な知識を蓄えていて、必要な情報を無意識に引き出すことができます。

それぞれの分野の法則を熟知しているからこそ、それを書き換えることに集中できます。

アイディアや主題を何度も混ぜ合わせ、
そこから類推を働かせ、
変わったパターンに目を留め、
そして、独創的な飛躍に至るのです。

優れたアイデアも、
土台となる知識がなければ生まれません。

❤︎天才はガリ勉

知識や経験を積み重ねなければ、
粘土をもたない彫刻家と同じです。

いくら創造性豊かといっても、豊富な知識がなければ、具体的な形にはなりません。

❤︎シェイクスピアの戯曲

例えば、

シェイクスピアは学校で学んだいろいろな知識を

戯曲のなかで惜しみなく用いています。

彼の驚くべき創造力は、
暗記や反復練習という
現在では不毛な訓練とみなされている教育のおかげで成り立っているのです。

❤︎"ビッグ・データベース"とも言うべき、頭に記憶された知識が何よりも大切

知識のデータベースの構築を始める時期は早いほどいいと言われます。

なぜなら、
たくさんの情報を蓄えられるような雰囲気の中で育てば、
人生の初めの小さなちがいは、
歳を経るごとに、
とてつもなく大きな差になるからです。

❤︎知識の幅が広がると、知性の幅が広がり、さらに、新しい情報から得るものはより大きくなる

知識よりも"学習スキル"を重視すべきだという考え方は、本当に正しいのでしょうか。

学習スキルの土台となるのが、蓄積された知識です。

私たちは知れば知るほど思考力を強化できます。

ある題材について豊富な知識があるということは、いわば透視眼を得たようなものです。

本質を覆い隠す表面的な情報に惑わされず、
奥深い本質に焦点を絞って斬り込むことができます。

❤︎歴史の年号を覚えることは意味があるか

年号を覚えることで、
その同じ時代に起こった出来事が時系列にわかり、
時代背景が見えてくる。

つまり、孤立した記憶たちが、合流して結びつき、理解を助けてくれます。

年号覚えることは意味がなくても、他の知識と結びつけばより深い問題を考えるきっかけになります。

❤︎子どもの好奇心が生まれ、消える

子どもたちには生まれつき飽くことのない学習意欲があります。
見たことのないものに好奇心を持ちます。

しかし、
大人からあれこれ押し付けられた時点で学習意欲が消え始めます。

だから、学習の手助けは不要です。

大人がやることは、
❤︎"知らないことと知らずにいること"に目を向けさせてあげること

子どもたちが自分では興味を抱けない分野
つまり
"知らないと知らずにいること"
はじめは退屈に思えたり、気後れしたりするような分野に、

目を向けられるように手助けすることが大人の役目ではないでしょうか。

それが、子どもを新しい好奇心に掻き立てことになります。

❤︎まとめ。好奇心格差が経済格差を生む

知識があれば、
好奇心が掻き立てられ、
学習意欲が刺激され、
どんどん(ガリ勉のように)勉強し始めます。

知識は増えれば増えるほどに、
その知識が密接につながっていきます。
それが、
21世紀型スキルである表現力や創造力の豊かさになるのではないでしょうか。

逆に、
知識がなければ、
好奇心や想像力は失速します。

こうように、
子どもの頃の環境から受ける、好奇心があるかないかの差が
健康や成功という経済格差を生むのではないでしょつか。

子どもの中にある可能性の沢山の種が
外からの知識の刺激により
大きな花を咲かせ続けると思います。

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