今年(2024年)は、私の畑の隣にある田のオーナさんから、米作りを一緒にしないかとのお誘いをいただき、お米作りにチャレンジします。

そこでお米作りの1年間の作業を記録しようとおもいます。

3月15日~ 水口と尻水戸の周りの整備

田の四隅(水口と尻水戸がある部分)の土をスコップとジョウゴで掘り起こしました。
この部分を低くして水か集まるようにします。
そうすることで、排水口の開閉で、田の水分をコントロールできるようになります。

4月6日・12日 畦の草刈り

畦の草刈りをしました(4/6)。

畔の草刈りをしました(4/12)。

4月14日 百々池溝掘出会い

田の水を引いている百々池堤の除草と水路の清掃を行いました。

4月16日 畦塗り

トラクターで畦塗りをしていただきました。アゼ塗りは、ネズミ・モグラ・雑草の根などによってできたアゼの穴やひび割れをふさいで水漏れを防止し、今後の田植えや除草作業を行いやすくします。

4月16日 尻水戸の整備

尻水戸は、田に水を貯めたり、排水する最も大切な水の戸です。

この周りの草刈り、溜まった土を取り除きました。
また、尻水戸の前に、肥料袋の中に土を入れた土のうを置きまし。

4月18日 畔の草刈り

畔の際の部分の草刈りをしました。

4月19日 水路の整備

水路にたまった落ち葉・草・土を取り除きました。

4月20日 田起こし

田起こしは、土を乾かし、空気を混ぜ、均平な圃場にするための作業です。
また、肥料やわらを混ぜ込み、地面に残った雑草の種などを地中に沈める効果もあります。

4月25日 田に水入れ(代掻きの準備)

代掻きの準備のため、田に水を入れました。
百々池の水門を開き、水量を調整し、田までの水路を確認しながら水を入れました。
田に入れる水の量は、土が半分くらい水に浸かる程度です。
9時から13時まで4時間で作業を終了しました。

4月26日 尻水戸の水漏れの補修と田の様子

尻水戸から水が少しずつ漏れていたので、土を入れて補強しました。

4月27日 代掻き

代掻きは、田起こしの後、水を入れた田に、土を砕きながら、平らにならしていく作業です。
土を細かく砕きながら、均平化し、田植えに最適な環境を整えます.

代掻きの後、水面から出ている土があれば、鍬などを使って、土を水の中に入れます。

5月2日 田植え

田の水を半分ぐらい抜き、
田植え機で、稲の苗を植えていただきました。
田植えの後、稲の半分が水に浸かるように水を入れました。

田の様子

5月20日 6月12日 草刈り

畦の草刈りをして、刈った草を集めました。
草を放置しておくと、ミミズは増え、それを目的にモグラが穴を掘ります。

田の様子

6月9日 中干しの準備

尻水戸の敷居を取って、田の水を抜き、中干しの準備をしました。

中干しは、土壌窒素の発現を一時的に抑制し、稲の成長を調整します。
二価鉄濃低下、酸素を供給します。
この中干しの効果は、
①有害物質(硫化水素や有機酸など)を除去する。
②根を発達させる。
③過剰な分けつを抑制します。

6月16日 尻水戸を少し閉めました(中干し)

田の地面の水が抜け、ひびが入ってきましたので、尻水戸を少し閉めました。

中干しの期間
中干し期間は、10日程度です。
中干しを終了する時期が生殖成長期以降になると、根域が狭くなり生長が抑制されたり、品質が低下したりすることがあります。
そこで、生殖成長期には水を張って生長を促進するために、出穂期の1ヵ月前までに中干しを切り上げ、幼穂形成期には10cm程度の深水管理ができるようにします。

6月17日ごろ 田の地表面が白く(間断潅水)

藻(アオミドロ)対策
アオミドロは、田圃の水温た高くなったり、水の流れにくい環境では増殖しやすく、
アオミドロが増えると、日光を遮って、水温や地温が上昇せず、稲の初期生育が遅れたり、稲に絡みつきなぎ倒したりします。
そこで、田圃を中干しします。
そうすることで、アオミドロは干からびます。
田圃の地表面が白くなっているのは、干からびたアオミドロです。

7月8日 灌水

百々池から水を入れました。

7月15日 出穂してきました(間断灌水)

穂が出てきました。
田に水がなくなったら2日間そのままで、その後に水を5㎝ぐらい入れる間断灌水を2~3回繰り返します。
この穂孕み期、トンボが田圃の上をたくさん飛び回ります。
トンボという名前は、田んぼで生まれて田んぼで飛ぶから「飛ぶ田んぼ」です。それが変化してトンボになったらしいです。
それから、トンボは幼虫のヤゴも成虫も肉食で、水田や稲に付く草食の害虫類を食べてに育つ米の益虫です。
また、農薬と化学肥料を減らせば、トンボが増えるそうです。

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