読書・読み聞かせ
書き写し読書は、納得できる生きた読書!
書き写し読書で精読をするには、ちょっと大変で時間がかかります。
しかし、本の内容をしっかり覚えることができ、「へー、そうなんだ」と納得感を得られます。
この納得感が大切です。
納得できたからこそ、内容の理解にとどまらず、その内容がおもしろいと興味を持ことができるからです。
これこそが、生きた読書ではないでしょうか。
子どもたちに、音読と共に、書き写し読書を通じて、本を読む楽しさを実感し、内容を正確に理解するスキルを磨いていってほしいと思います。
読解力は、説明できること
読解力は、説明できる力です。
読むだけではダメです。
読解力を上げる唯一の方法は、"文を読んで理解する"を繰り返すことです。
本当に読めているかどうか、何が書いてあったか説明できることです。
子どもたちが、読むことに対して、曖昧に、誤魔化して読むのではなく、真摯に向き合ってほしいと思います。そして、読むことや通じて、誠実な人間性を育んていってほしいと思います。
黙読力を身につけよう
音読の読み方をしっかり指導し、
練習していると、
声を出さなくても、
文章の内容が理解することができるようになってきます。
そして、
黙読をすることができるようになります。
しかし、
それはあくまでも黙読の入り口で、
黙読もトレーニングが必要です。
フラッシュ読み取り
視線を速く動かす練習
はや読み
かたまり読み
目的探し読み……
黙読力は、
入試や、膨大な情報が氾濫する社会を
勝ち抜く力を
子どもに与えてくれます。
音読力と黙読力、
共に大切に育てていきたい力ですね。
音読は子どもの言語感覚を磨く
音読練習を繰り返すと、物語の世界に入り、登場人物になったつもりで物語を感じられるようになります。
音読すると、ことばの組み合わせのすばらしさ、文のつながり具合やリズムのよさに気づきます。
すばらしい文章は、声に出して思いを込めて読んでみたくなります。
"調べる習慣"は、読書習慣の入り口
子どもの知りたいに対して、
「なぜだろうね。どうしてだようね。」
次に、
「調べてみよう!」
という段階まで引き出してあげましょう。
自分で調べることで、
好奇心が満たされれば、
調べることが楽しくなり、
"調べる習慣"が身につけば、
関心の輪が広がり、
それが、
より深く知るための”読書”の入り口になります。
読み聞かせの目的は"本って楽しい"
読み聞かせと絵本選びの一番の目的は、
絵本を楽しむことです。
そして、
絵本が与えてくれる"親子ふれあい"で
"親子の関わり"を大切にしてほしいと思います。
"絵本の読み聞かせを楽しめる"ことが、
言葉に興味を持ち、
言葉を大切にして、
正しい言葉の使い方を覚えることにつながります。
“素読”は学びに力を与える
素読は、意味を気にせずどんどん読み進める昔からある読み方です。
文字や文章に対する抵抗が無くなり
学習のスタートがスムーズになり
繰り返し読みで、長く記憶に残り
音に対する感覚が鋭敏になり
文章への感覚が磨かれます。
素読は、学びをパワーアップさせます。
読書好きになるレシピ
子どもは、ともとも読書を楽しむ能力を持っています。
絵本、児童童話の楽しい世界へ、親の優しい読み聞かせで誘ってあげれば、ある時、自発的に読み始めます。
そして、名作童話や小説のファンタジーの世界に夢中になっていくでしょう。
読書は"繰り返し"から
読書は"繰り返し"から
子どもにとって、周りは知らないことの連続です。
その中で、繰り返し同じ物語を読んでもらいたがります。
知っている物語を聞いてホッとします。
この安心感が大切で、この安心感があるから、主人公と一緒にする冒険を思いっきり楽しむことができます。
そんな物語を心の書棚にたくさん持つことは、宝物をたくさん持つのと同じように貴重なことです。
日本一の読書家に育てれば、日本一の学力がつく
日本一の読書家に育てば、日本一の学力がつく
本を読んだら、「あー、おもしろかった」とつぶやきましょう。
また、読み聞かせ、家読(うちどく)……
家庭に読書のいい環境で、子どもを日本一の読書家に、そして、自分の好きなことについて、日本一の学力を身につけましょう。