読書は"繰り返し"から
こんにちは、三重県名張市の個別指導塾 学びスタジオの奥川悦弘です。
ご訪問いただき、ありがとうございます。
今回は、子どもの読書について書きます。
∴子どもは何度でも読んでもらいたい
私たち大人は、
一度読み終えた本を
もう一度読むことはあまりありませんね。
でも、
子どもは好きな絵本の物語は、
何度でも読んでもらいたがります。
∴知らないことの中で、ホッとしたい
子どもたちは、
絵本の物語の中から、
新しい事を知りたいという
未知への期待感を持っています。
好奇心です。
その一方で、
新しい場所に来て、
道に迷ってしまって、
知らない道を不安な気持ちで歩いていて、
そんな時、
知っている道に出るとホッとするのと同じように、
知らないことだらけの中で、
知っていることに出会うとホッと心が安らぎを感じます。
この安心感はとても大切です。
∴安心感があるから、冒険できる
結末を知っているからこそ、
安心して主人公と一緒に冒険ができます。
そして、
その絵本の物語の体験が楽しいから
何度でも味わいたいと思います。
同じ絵本を何度も要求してくる子ども程、
その絵本の世界をよく理解し楽しんでいることを表しています。
∴本棚は宝物
そのような大好きな絵本を入れる
子ども専用に本棚を
作ってあげてほしいと思います。
その小さな本棚に、
少しずつ好きな絵本や本が並んでいきます。
そして、
本棚に並ぶこれらの本の質と量が
その子の一生の読書の方向を決め、
それらの本たちが、一生の宝物になるんだと思います。
∴テレビ、ビデオ、YouTube、実は怖い
絵本のライバルは、
テレビやビデオなどです。
ずいぶん以前から、
2歳児までは、テレビを見せない方がいい
という警鐘が鳴らされたいます。
というのは、
テレビやビデオを長時間見せている家庭では、
言葉が遅れ、
視線を合わせられない、
友達と遊べない
乳幼児が多いという結果が出ているからです。
∴テレビやビデオによる慢性疲労
テレビ、ビデオの過度の刺激による脳の慢性疲労が
子どもたちの中に起こっていて、
その脳の慢性疲労から、
持って生まれた能力を充分に発揮できない子どもが大勢いる
と言われています。
∴テレビより楽しい家庭環境を作る
"テレビを消した子育て"
を意識して行う必要があります。
子どもたちに
「テレビを消しなさい!」と言う前に、
テレビより楽しい家庭環境を作ってあげましょう。
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「絵本を読んであげるよ」
と言えば、
子どもは、
テレビから離れて寄ってくると思います。
∴「星の王子さま」から
「星の王子様」の中に次のような文章があります。
”あなたが
あんたのバラを
とても大切に思っているのはね、
そのバラのために
たくさんの時間を費やしたからだよ。”
素朴で素敵な文章ですね。
∴手作りの子育て
かけがえのない子どもに、
かけがえのない時間を費やし、
"手づくり子育て"をしてあげましょう。
子どもたちも、
親の手作りの子育てを体験して、
自分で作ることが大切だ
と思う気持ちを育んでいくと思います。
∴まとめ。読書は"繰り返し"から
子どもにとって、
周りは知らないことの連続です。
その中で、繰り返し同じ物語を
読んでもらいたがります。
知っている物語を聞いてホッとします。
この安心感が大切で、この安心感があるから
主人公と一緒にする冒険を思いっきり楽しむことができます。
そんな物語を心の書棚にたくさん持つことは
宝物をたくさん持つのと同じように貴重なことです。