グローバルな感覚は、日本らしさから

こんにちは、三重県名張市の個別指導塾 学びスタジオの奧川悦弘です。

ご訪問いただき、ありがとうございます。

今回は、グローバルさについて書きます。

∴グローバルな感覚とは

グローバルな感覚を持った人とは、次のような3つの能力を持っている人です。

❶語学力・コミュニケーション能力を持っている人

❷主体・・積極性、チャレンジ精神、協調性・柔軟性、責任感・使命感がある人

❸異文化に対する理解と日本人としてのアイデンティティーがある人

∴語彙力だけでは十分でない

グローバルな感覚は、

海外の相手とコミュニケーションを図るには、
語彙力だけでは十分ではありません。

異なる価値観や文化的背景を持つ人々のことを理解する柔軟性、
失敗を恐れず積極的にチャレンジするタフさ……
幅広い力が必要になります。

∴グローバルさに必須な"自己肯定感"

グローバルな感覚に必要な、
"主体性・積極性、チャレンジ精神、協調性・柔軟性、責任感・使命感"を持つことは、
かなり難しいように感じます。

しかし、
実はこれらに共通する土台は"自己肯定感"です。

つまり
"自分は価値のある存在"
"自分ならできる"という気持ちです。

∴家庭で自己肯定感を高める"言葉"

家庭で中で自己肯定感を高めるには、
日常の子どもへかける言葉が大切になります。

❶子どもの気持ちに共感する

子どもがうまくいかず悔しがって泣いているときには、
子どもの気持ちを受け止めてあげることが大切です。

自分のことを分かってくれているという安心感が自己肯定感アップにつながります。

✕「悔しいんだったらもっと練習すればいいでしょう」
✕「泣いたってどうしようもないよ」

◯「今日はうまくできなかったから悔しかったんだね」
◯「実はお母さんも昔できなくて泣いたことがあったよ」

❷過保護になりすぎない

親は、子どもが失敗して辛い思いをしないようにあれこれ先に手を回したくなるものですが、
過保護になりすぎてはいけません。
子ども自身に考えさせる声かけを心がけます。

✕「ほら、マスクを忘れずに持っていきなさいね」
✕「いいわよ、お母さんがやってあげる」

◯「何を持っていけばいいんだっけ?」
◯「みかはどうすればいいと思う?」

❸人と比べない

うまくいかないとき、
他の子と比べるような発言をすると、
子どもは「友だちと比べて自分は劣っているのだ」と受け取ってしまいます。

子どもが自信を持つためには、
子ども自身の成長ぶりを少しずつ認めて褒め「今の自分を認められた」と子どもが感じることが必要です。

✕「おともだちはひらがな全部読めるんだって」
✕「もう自転車にスイスイ乗っているのに」

◯「前よりもひらがな読めるようになったね」
◯「もうすぐ補助輪が取れそうだね」

このように、
子どもを否定したり自立心を奪ったりすることなく、
「自分ならできる」と感じさせるような言葉がけをすることによって、
子どもの自己肯定感を高めることができます。

∴グローバルさは、日本を知ること

次に、グローバルな感覚に必要な
"異文化に対する理解と日本人としてのアイデンティティー"は、
どうしたら身につけられるのでしょうか。

外国人とのコミュニケーションでは、
「あなた自身はどう考えるのか?」と意見を聞かれることがよくあります。

これは、
"あなた自身=日本人"としての意見を
期待されていることが少なくありません。

普段は"日本人としてのアイデンティティー"について考えることはほとんどないので、
外国人と交流した際に、
日本について質問をされて答えに困ってしまったり、
自分たちよりも日本のことを詳しく知っている外国人に出会ったり……。
ということもあるかもしれません。

∴日本らしさを知る経験

だから、
子どもたちに''日本らしさ"を知る機会を与える必要があります。

お子さんが小さいうちから、
四季折々の日本の自然にふれたり、
年中行事や習わしを一緒に体験したりして、
身近な"日本の文化"を学べるように環境を整えることが大切です。

∴異文化理解の心は自国の文化理解から

異文化理解の心は自国の文化理解のもとに育まれます。

日本の伝統や文化を体験することを通して
日本人というアイデンティティを確立する必要があります。

異なる文化や風習などの”多様性”を受け入れられる許容性や柔軟性は、
グローバルな感覚の基礎となります。

∴まとめ。グローバルな感覚は、日本らしさから

グローバルな感覚を育てるためには、
"自己肯定感"を高める言葉かけをすること
"日本らしさ"の経験をたくさんさせること

そして、
「私は日本人である」という
日本人としてのアイデンティティをしっかり確立していくことです。

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