笑顔には、学力を大きく上げる力がある

こんにちは、学びスタジオの奧川えつひろです。

ご訪問いただき、ありがとうございます。

今回は、笑顔について書きます。

▲卒業アルバムで “笑顔の人” は大人になっても幸せ

卒業アルバムには一人一人の顔写真が載ります。

その卒業アルバムに写った顔が、
“笑顔の人” と “笑顔でなかった人” を比べたところ、
“笑顔の人” のほうが、
成績優秀で、
満たされた結婚生活を送り、
周りに良い影響を与えるなど、
健康で幸せな人生を歩んだという結果が出たそうです。

「笑顔はさまざまな良いことを引き寄せ、人生を豊かにする」ということです。

▲なぜ笑いは起きるのか

脳の中には扁桃体という、
感情をつかさどる神経細胞があります。

喜怒哀楽のうちの"喜"や"楽"といった快感を得ると、
この扁桃体が反応して、
すぐ近くにある前帯状皮質を刺激します。

その結果として起こる現象が"笑い"です。

つまり、"笑う"ということは、
その本人が幸せであるというシグナルです。

"笑い"は、
脳の中に備わっている、
自分自身の気分を良くしたり癒したりするための装置です。

ネガティブなことがあっても"笑う"ことで、
気分をポジティブに変えられます。

▲”笑い”は逆境への対抗策

どんなにつらく苦しいときでも、
笑うことでエネルギーを補充し、
失敗を克服していく。

そんな失敗を糧にできるからこそ、
人間力がより育まれます。

前を向いて力強く人生を歩んでいくための正しい思考力とメンタル力を身につけられれば、
その子の可能性は無限大に広がるでしょう。

その正しい思考力とメンタルを身につける手助けをしてくれるのが、"笑い”です。

"笑い"には人生を左右する大きな力があります。

子どもがたくさん笑って、
人生を切り開いていってほしいと思います。

▲”親が笑顔”なら”子どもの笑顔”になる

子どもが笑顔でいられるように親ができることはなんでしょう?

それは、
"親が笑顔でいること"です。

親が笑顔でいれば、
子どもの笑顔を引き出させることができます。

人の脳は、
ミラーニューロンという神経細胞を通すことで、
自分が見ている人の感情を再現します。

つまり、
親が笑顔なら、
子どももつられて笑顔になるのです。

▲笑顔は学力にも影響する

子どもに笑顔で勉強を教えると、
学習能力が10%アップする。

笑顔で育てられた子は、
そうでない子に比べ、
脳の海馬(記憶をつかさどる部分)の成長スピードが2倍早い。

笑顔が子どもの能力を伸ばすことは、
明らかになっています。

▲笑顔を共有する

そして、
同じものを見て笑うという感情を共有することも
心の成長のためにはとても大切です。

楽しい体験をできるだけたくさん共有し、
笑顔を心がけましょう。

子どもの笑顔のためにも、
子どもの能力を伸ばすためにも、
親は笑顔でいたいものですね。

▲脳の成長期にできるだけ笑顔を引き出す

子どもの脳の成長期は0~3歳です。

この時期に脳の土台をより強いものにするためには、
喜びの感情を多く持つことが有効とされます。

まずはこの時期に、
子どもがたくさん笑える環境づくりをするのが重要です。

子どもが声を発したとき、
または親を見ながら何か行動をしたとき、
親がニコニコ応答することで、
「反応してくれた。嬉しい!」とプラスの感性が働き、
子どもは笑顔になります。

この「うれしい・楽しい・快い・おもしろい」などのプラスの感情を引き出すべく、
親はできる限り子どもの声や行動に笑顔でこたえてあげましょう。

▲前向きな言葉がけが子どもを笑顔にする

子どもは緊張しているときに、
親も「ひとりで大丈夫かしら」など心配していると、
子どもはなおさら不安になります。

しかも気をつけたいのは、
ネガティブな感情ほど伝染しやすいとということです。

子どもにかける言葉は、
意識的にポジティブを心がけてください。

たとえば、
歌の発表会の前には、
ただ「がんばってね」ではなく、
「明日みんなと歌えるの楽しみね!お母さんも楽しみよ」など、
楽しいイメージを先行させる言葉で子どもの気持ちを緩め、
笑顔を引き出してあげましょう。

▲たくさんの”発見と気づき体験”が笑顔にさせる

子どもの脳は、
新しい発見や気づきに喜びを感じます。

子どもの目がキラキラと輝いて嬉しそう……
子どもの好奇心を育てるためにも、
興味が湧いたことを自由にできるだけたくさん体験させてあげましょう。

体験の幅を広げるために、
親の趣味を子どもと一緒に楽しむのもいいですね。

逆に「危ない!」「汚れちゃう」などと、
夢中になっている遊びを中断させられてしまうと、
脳はマイナスの感情を持ってしまいます。

子どもの発見や気づきを遮ってしまわないように、
親は安全な場所を確保することに気を配ってあげましょう。

▲良い笑いと悪い笑い

"笑い"が大事と言っても、
他人を嘲笑するのは “悪い笑い” です。

だから、
子どもの前で、
他人の失敗を笑うことは、
注意が必要です。

"良い笑い"として、
笑顔のパワーとして効果があるのは、
自分の失敗を笑い飛ばせるようになれたときです。

人間力として、
自分を笑える、
こんなユーモアのセンスも育てていってほしいですね。

▲できた時の笑顔、そして自信に

子どもたちが、真剣に考えている顔も素敵です。

また、
理解できた時に見せる小さな笑顔も素敵です。

その小さな笑顔が、
自信になり、
それが積み重なり、
大きな自信になっていきます。

そして、
笑顔の絶えない、
楽しく力強い人生を築いていってほしいと思います。

▲​​​​​​​まとめ。笑顔には、学力を大きく上げる力がある

"笑い"は、
脳の中に備わっている、自分を良くしたり、癒したりするための装置です。

”笑いを見る”と、
ミラーニューロンという神経細胞を通し、自分が見ている人の感情を再現します。

だから、
学ぶときでも
笑顔でいること、他人の笑顔を見ることは、
学んだ内容を心の中で好意的に理解していき、
活きた学力につながります。

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