子どものコミュニケーション力

こんにちは、学びスタジオの奧川えつひろです。
ご訪問いただき、ありがとうございます。

今回は、子どものコミュニケーション力について書きます。

∴何かを伝えたという思いが言葉につながる

言葉の発達において、
コミュニケーション意欲を高めることは、
非常に重要なポイントです。

何かを伝えたいという思いが、
言葉につながり、
コミュニケーション力につながります。

∴言葉につながるコミュニケーション行動

赤ちゃんが言葉につがなるまでに、
次のようなコミュニケーション行動を行います。

❶アイコンタクト

目が合わせることです。

生まれて、
目が見えるようになると、
最初は焦点の合わなかった子どもが、
次第に大人の顔をじっと見るようになり、
大人から笑顔を返すことを繰り返すうちに、
子どもは身近な人の顔を見分け、
自ら笑顔を見せるようになります。

これがコミュニケーションの第一歩です。

❷共同注意

何かを指さしたり、
目線を交わすことによって、
他者とある対象を共有する行為です。

たとえば、
新しいものを発見したとき
おもしろそうなものを見つけたとき
こわいものを見たとき
最初は大人が指さした方を見る行為から始まり、
自ら対象を指さして、
相手に伝えようというコミュニケーション行動へつながっていきます。

❸見返し行動

世界をひろげていく過程で、
子どもは探索行動を繰り返していきます。

それに伴って、
発見や喜び、驚きを表現しようと、
身近な大人を見返す行動が多く見られるようになります。


これは、感情の共有です。

自分の感情が揺れ動いたことを、
他者に伝えようとしているわけです。

❹言葉の獲得

言葉の獲得は、
このような過程を経ながら、

耳から取り入れたことばという音声、
目で観察した口の形、
相手の表情、
そのような様々な情報を適切に処理し、
子どもは言葉を獲得していきます。

∴コミュニケーション行動を見逃さない

子どもは、言葉を獲得した後も、
このコミュニケーション行動は続きます。

そして言葉をドンドンと吸収していきます。

だから、
コミュニケーション行動を豊かにすることため、
子どものコミュニケーション行動をしっかりと観察して、
それに反応してあげることが大切です。

∴「言いたそう」

私は、小学生の時は分からないぐらい分からないぐらいおとなしい子どもでした。
たぶん、人前で話すことは恥ずかしいことだと思っていたんだと思います。

ある授業で、
先生が「この問題、分かる人」と質問しました。

周りがシーンとしていた中、
先生が「奧川、言いたそうやな。言ってみなさい。」と声をかけてくれました。

私は、「分かるから答えたい」という気持ちを、
知らず知らずにアイコンタクトを先生に送っていたのだと思います。

そんな大人との体験が、
少しずる人前で話すことの恥ずかしさを取り除いてくれんだと思います。

∴大人への期待感がコミュニケーションに

私の例のように、
先生が、しっかりと見て話を聞いてくれるというように、
大人が自分を見てくれ、話しを聞いてくれという期待感が、
話したいというコミュニケーションになっていきます。

∴他者とやり取りする楽しい体験から、コミュニケーションへの意欲が高まる

また、
楽しい遊びを通じ、
他者とやり取りする喜びを体験することができます。

特に、コミュニケーションが苦手な子どもには、
子どもの気持ちと遊びの中の位置関係が大切です。

「一緒に遊びなさい」と強制することは逆効果です。
最初は見るだけから始めたり、
遊びたい気持ちになるまで待ってあげましょう。

そうすると、
少しずつ、コミュニケーションの芽が開いてきます。

そして、
少しずつ他者と関わる喜びの体験を重ねることにより、
コミュニケーションの意欲を高めることができます。

∴伝えたい気持ちを言葉にできないときは助けてあげる

もし、
子どもが伝えたいことがあって、
まだ語彙が未熟なので、
言葉が出てこず
それをうまく表現でいないとき、
助けてあげましょう。

助け方は、
大人が子どもの伝えたいことを推測して言葉で表現して、
「こう言いたいの」と子どもに聞いてあげたり、
辞書やインターネットで一緒に調べたり。

∴まとめ。子どものコミュニケーション力

アイコンタクト、共同注意、見返し行動、
子どもの行動をしっかりと観察し、
子どもが話したいときには、
子どもの話をしっかりと聞いてあげるましょう。
話ができてうれしいという状況をつくってあげましょう。
「相手に伝えたい」という気持ちが
コミュニケーション力を育て、
子どもが生き生きと言葉を話すことにつながっていきます。

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