朝食と睡眠と運動を適度にしないと、学力に悪影響
こんにちは、学びスタジオ®︎代表の奧川えつひろです。
ご訪問いただき、ありがとうございます。
今回は、学力を高めることについて書きます。
❤︎脳の中に道が生まれる
脳のなかには、
さまざまな電気信号をやりとりする道がたくさん存在します。
外的刺激を受けることで、
次々に道が生まれ、
複雑な構造が作られていきます。
❤︎脳の発達は、脳内に高速道路をつくること
脳内にたくさんの道ができて
複雑になりすぎると、
今度はいくつかの道を統括する
強い道が作られます。
道路にたとえれば、
高速道路をつくるようなものです。
新たな回路をつくることで、
古い道は刈り込まれ、
脳内の回路は整えられていきます。
❤︎九九や楽譜を覚え、高い次元へ
算数で九九を覚えるのは大変ですが、
そこから先はひっ算や割り算への応用がどんどん進みます。
ピアノの楽譜を読みドレミを理解するのは大変ですが、
ある程度弾けるようになると次々に新しい曲が弾けますね。
❤︎感情も次元が変わっていく
感情でもそうです。
赤ちゃんのときは人の声や表情に対して
「心地いい」かそうでないかの判断しか持たなかったのが、
成長するにつれ、
人の表情を読んだり、
声のトーンで
相手の機嫌を察することができるようになります。
❤︎脳は人としての能力を高める
脳の発達の途中で、
初期の道を刈り込み、
新たな強い道が完成することで、
人としての能力を高めていくのです。
❤︎脳を使うにはエネルギーが必要
頭を使うと甘いものが食べたくなります。
これは、
脳を使うことで
エネルギーが使われているからです。
❤︎子どもを脳は大人の2倍のエネルギーが必要
発達する子どもの脳は、
大人の約2倍ものエネルギーを消費するといわれていますから、
大人より多くのエネルギーを摂取しなければならないのです。
❤︎脳にいい生活習慣
❶朝食❷睡眠❸運動です。
❤︎朝食をきちっと食べている子どもは成績がいい
当然、
エネルギーは"食事"から摂取します。
基本は3食を決まった時間に食べること。
なかでも、
もっとも大切なのは朝食です。
❤︎脳にいい朝食
では、
どんな朝食がよいでしょうか。
砂糖を多く使われていない食品と
Glycemix index(GI)値の高くない食品
を食べることです。
GI値の低い食品は、
血糖値をゆるやかにあげていきます。
❤︎長時間、エネルギーが維持できる
そのため長時間血糖値が
ある程度高い状態が維持されますから、
効率的にエネルギーを使うことができます。
反対にいっきにGI値を上げてしまうと、
疲労感を感じやすく、
集中力を失ってしまう可能性があります。
おすすめは主食は、
菓子パンやシリアルは避け、
玄米、白米などを主食に食べさせるようにします。
❤︎"寝る子は脳も育つ"
生活習慣で大事にするべきことの2つ目は"睡眠"です。
睡眠が不足すると、
脳のなかでの"細胞増殖"と、
神経が新しく作られる"神経新生"
が妨げられます。
海馬は、
学習や記憶、空間認知を司るところです。
睡眠時間を十分とっていない子どもは、
十分とっている子どもに比べて海馬の発達が抑えられてしまいます。
「寝る子は脳も育つ」です。
❤︎睡眠時間を確保
睡眠時間を削ってゲームやスマホに興じたり、
無理を押して勉強するのは、
脳の発達を抑えることになります。
適切な睡眠時間には個人差がありますが、
未就学児であれば、
10時間以上の睡眠は確保するようにしましょう。
❤︎海馬は一生涯成長する
海馬は一生涯成長し続ける珍しいところです。
記憶や学習に関与するところですから、
海馬が成長し続けると、
何歳になっても
新しいことを吸収する力を発揮できます。
❤︎海馬の成長には"運動"が必要
ただし、
海馬が成長するには適度な運動が必要です。
中等度の運動をしてから学習をすると
注意力がアップし、
学習効果が上がります。
また、
技術を伴う講習会をする前に
軽いランニングをしておくと、
技術習得によい影響が出ます。
❤︎特別な運動は必要ない
運動といっても、
特別なことは必要ありません。
幼児期では、
公園で鬼ごっこをするとか、
縄跳びをするとか、
遊びの中で運動ができれば十分です。
しかし、
遊びがゲームや動画視聴ばかりになっていると、
海馬の成長を妨げになり、大問題です。
❤︎まとめ。朝食と睡眠と運動を適度にしないと、学力に悪影響
脳を健康に発達させ、
学習効果を上げて、
能力を高めるためには、
"朝食"でエネルギーを
"睡眠""運動"で、
学習能力に深い関係のあり、
成長し続ける海馬を
活性化させることがポイントです。