「やばい」という言葉は、やばい

学びスタジオブログ

こんにちは、学びスタジオ®︎東大阪瓢箪山教室の奧川えつひろです。

ご訪問いただき、ありがとうございます。

今回は、子どもの語彙力についてかきます。

❤︎"やばい"という言葉

"やばい"という言葉は、汎用性が高いです。

例えば、

やばいの使い方ランキングでは、

❶あやしい

❷びっくりしている状態

❸おもしろい

❹楽しい

❺おいしい

❻感動している状態

❼緊張している状態

❽意味がわからない状態……

❤︎汎用性のある言葉は"語彙"を乏しくする

いろいろな状態に、

"やばい""やば"を使うこのにより、

語彙は乏しくします。

❤︎語彙と読解力の関係

どれだけの"語彙"を知っているかは、

読解力に大きくかかわってきます。

たとえば物語文にしても、

どういう心情なのか、

どういう状況なのかを理解するときに、

語彙力は欠かせません。

本をたくさん読めば、

多くの言葉に出合いますから、

語彙は増えます。

しかし、

小学生が"子供向け"という基準で書かれた本をたくさん読んでも、

出合う言葉には限りがあります。

❤︎言葉は使って、語彙力が定着する

また、

言葉は、

読むだけではなく、

実際に使ってみる機会がないと、

自分の中の語彙として定着しません。

子どもの語彙を大きく増やすには、

"大人との会話"が重要てす。

大人との会話の機会が多い子どもは、

語彙が豊富になります。

会話の中で新しい言葉に出合い、

その使い方を体感できるからです。

特に心情を表す言葉では、

語彙力の差が顕著に表れます。

❤︎小学校で習う漢字は、感情を表す漢字が少ない

実は、

小学校で習う漢字には、

感情に関係するものはあまりありません。

そのせいか、

作文を書いたり、

物語の登場人物の気持ちを考えたりするとき、

「楽しかったです」

「悲しいのだと思います」

といった表現がほとんどです。

❤︎"悲しい"にもいろいろ

"悲しい"にも、

"切ない"

"やりきれない"

"哀れ"

"やるせない"

"痛々しい"

"心が痛む"

"胸がしめつけられる"

"うちひしがれる"

"やるせない"

"嘆く"

"悼む"….

日本語にはたくさんの表現があります。

❤︎親の声かけが大切になる

そこで、

親の声かけが大切になると思います。

❶ニュースを話題にする

ニュースを話題にして、

「やりきれない事件ね。心が痛むわ」

「きっと切ない思いをしているでしょうね」

といった表現を親が使えば、

子どもの中に自然と"いろいろな悲しい"がインプットされていきます。

❷慣用句・熟語を使って会話

心情語以外でも、

ニュースなどを話題にして、

親子で想像してみることでも語彙は増やせます。

そのときに、

親は意識して、

日常ではなかなか使わない慣用句や

難しい熟語を入れてみてください。

❸子どもの言葉を親が変換

子こどが話す言葉を、

大人の言葉に変換してあけます。

子ども「◯◯ちゃんは、恥ずかしがり屋で、声が小さいの」

親「はにかみやさんなのね」と返します。

子どもは、

聞いた言葉を使ってみたくなります。

はじめのうちは使い方を間違ったり、

意味を取り違えたりすることがありますが、

そんな時は、

子どもの自尊心を傷つけないように、

やんわりと正してあげましょう。

❹汎用性のある言葉「やばい」……は使わない

❤︎日常で使いたい心情を表す言葉

場面場面によっていろいろな言葉を使いましょう。

❶嬉しい言葉

浮かれる

喜々とする

胸がはずむ

愉快

上機嫌

冥利に尽きる……

❷悔しい言葉

歯ぎしりする

泣くに泣けない

涙をのむ

無念

唇をかむ……

❸怒る言葉

腹が立つ

逆上する

憤る

気色ばむ

血相を変える

息巻く……

❹驚く言葉

呆気にとられる

肝を冷やす

腰を抜かす

目を丸くする

寝耳に水

肝をつぶす……

❤︎まとめ。「やばい」という言葉は、やばい。

「やばい」という言葉は、

いろいろな場面で使えるので、

語彙力が乏しくなります。

場面、場面で、

いろいろな言葉を使うことが、

語彙を豊かにします。

だから、

普段の子どもへの声かけでは、

いろいろな言葉を使いましょう。

そうすると、

子どももいろいろな言葉の使い方を覚え、

自然と語彙力が身につくでしょう。

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