子どもをお喋りにしよう!
こんにちは、学びスタジオ®︎代表の奧川えつひろです。
ご訪問いただき、ありがとうございます。
❤︎自己肯定感を高め、生きる力の土台を築く"お手伝い"
子どもが何歳であっても、
自己肯定感を伸ばす簡単な方法は、お手伝いをさせることです。
❤️「自分がやらねば」という気持ち
例えば、
ペットの世話、
お風呂掃除や皿洗い、
靴磨き、
自転車の整備……
毎日の家事を分担してもらいます。
このように、家事をきちんと担当させ、「自分がやらねば」が、子どもの自己肯定感を上げてくれます。
❤︎具体的に感謝を伝える
そのために必要なのは、
できるだけ具体的に言葉で
きちんとお礼を言うことです。
ルーティーンになってくると、つい言葉を忘れがちですが、
あえて言葉にして伝える努力をします。
「いつも湯船がキレイでうれしいわ」
「靴磨きはつい忘れちゃうから、助かる!」「タイヤに空気がちゃんと入っていると、走りやすいわね〜」……
感謝されることで、
子どもは自分の存在感を得ることができます。
❤︎私の子ども時代
私 奥川えつひろの子ども時代は、家が商売をしていて、店を手伝うのが当たり前でした。
親の仕事は、大変だと子どもながらにわかりました。
ですから、「自分が手伝うと親の助けになる」と感じていたのかと思います。
それが私の自己肯定感を自然に育むことにつながっていきました。
❤︎不器用さは、ぐっとこらえる
私は、親の手伝いをして、商品を落として壊したことがありました。
父に怒られると思いました。
そしたら、父は「けがはしなかったか」と言って、心配してくれたとこと思い出しました。
不器用なお手伝いは、ともすると「してもらわないほうが家事が進む」ということとあります。
でも、そこはぐっとこらえましょう。
「お手伝いはいいから勉強して」ということが日常になると、
子どもは「自分はお手伝いをしないほうが親は助かる」というマイナス価値観ができあがります。
これは、ゆがんだ価値感で、将来の不安要素になります。
❤︎「うちの子、本当に無口で…」という親の誤解
親に質問します。
「これから英語で、1分間自己紹介をして下さい。2~3分の時間を取るので考えてください」
英語が得意な親は、問題ないですが、
普通の親は、躊躇し、無口になります。
これが、子どもにとってのしゃべるという感じです。
❤︎子どもにとっては、母国語でさえもある意味では"外国語”
なぜなら、初めてそれを身につけ、使えるようにならなければならない言語だからです。
使いこなすためには、それなりの年月が必要です。
英語を学んできた期間を、中学、高校、大学の10年間とすれば、
10歳の子どもはそれと同じくらいの期間しか日本語を学んでいないわけです。
10歳の子どもにとって人前で話すのは大変なことなのです。
頭の中で単語をつなぎ、文法的に論理的におかしくない文章をつくるのは、母国語である日本語でも、頭を使います。
❤︎子どもに話すように仕向ける
だから、
子どもに話をさせるということは、
お子さんの頭を鍛錬するいい機会になるということです。
そのために親は、子どもがどんどん話をするように仕向けなければなりません。
❤︎親がおしゃべりだと、子どもは無口?
「うちの子は、本当に口下手で困ります」
そういう子のお母さんは、一様にとてもおしゃべり?
子どもに質問しても先に母親が答えてしまうことがよくありました。
❤︎会話が続く2つのリアクションと1つのノーリアクション
❶5W1H
普段はしゃべらない子どもが話をし出したら、じっくりと聞いてあげてください。
6つの疑問詞”5W1H”を使って、
なるべく話を引き出してあげてください。
いつ(When)
どこで(Where)
だれが(Who)
なにを(What)
なぜ(Why)
どのように(How)
❷あいづち
これらの質問を、相槌(あいづち)をはさみながらします。
「へえ、そうなの。いつの話?」
「へえ、どこへ行ったの?」
「誰と行ったんだっけ?」
このように、1個1個聞くと、途切れ途切れの話もつながっていきます。
❸意見をしない
気をつけたいのは、意見をしないことです。
何か意見すると、
「知りもしないくせに、もういいよ」と話が終わってしまいます。
話し出したら、とにかく聞き役に徹し、
話の種を摘み取らないようにしましょう。
❤︎まとめ
お手伝いは、
家庭の中での子どもに存在感を感じさせ、
自己肯定感を育てます。
それは、
自分から”与えて”(人の役に立つことをして)生きることを
楽しく思える第一歩です。
そして、
話すことは、その楽しさを伝え、分かち合い、広げる手段です。
子どもにとって、話すことは大変なことですが、
話しやすくなるように後押ししてあげてほしいと思います。
そして、子どもを親以上におしゃべりに育てましょう。
子どもをお喋りにすることは、
ひょっとしたら、親が子どもにしてあげられる最高のギフト(贈り物)なのかもしれませんね!