英単語の覚え方

こんにちは、三重県名張市の個別指導塾 学びスタジオ奥川悦弘です。
ご訪問いただきありがとうございます。

今回は、英単語の覚え方について書きます。

∴単語の効率的な覚え方

英語の学習の中で、
単語や熟語を覚えることは非常に大切なことです。

そこで、
英単語の効果的に覚える方法を説明します。

次の5つのステップを実践します。

❶6割ぐらいは知っているレベルの音声付きの単語帳を選ぶ

初めて英語を勉強する場合は選べませんが、
すでに英語を勉強しているならば、
6割ぐらいは知っているレベルの単語帳を選びます。

なぜなら、
難易度が高すぎる単語帳を選ぶと、
覚えきれずに挫折しやすくなるからです。

❷多めの単語数を1セットとして覚える

50語程度を1セットで覚えます。
(学年によって、20語~50語を1セットにします。)

多めの単語数を1セットで覚えるのは、
脳の記憶のメカニズムである「遅延効果」を働かせやすくするためです。

遅延効果とは、
ある情報に出会ったあと、
その情報に再度出会うまでの期間を長くしておくことによって、
覚えておける期間を伸ばしやすくする効果のことです。

1セットを50語とすると、
新しい単語を学んでからその単語を再び見るまでには、
50語を覚えるだけの時間が空きます。

「忘れそう」というタイミングで再び同じ単語に出会い、
意味を思い出そうとすることで、
単語の記憶がより強化されるのです。

❸必ず発音しながら単語を覚える

単語は必ず発音しながら覚えましょう。

目で認識した単語の文字情報と、
発音で耳に入る音声情報を結びつけて覚えられるようにするためです。

私たちは文字を読むとき、
脳内で音読していると言われています。

文字を認識する際、
眼球が一箇所に留まって文字や単語を知覚し、
その文字を頭のなかで音に変換する「音韻符号化」を行なっています。

文字情報を脳内で音声情報に変えたあと、
すでにもっている語彙の知識にアクセスして、
意味を認識しています。

単語をただ眺めるよりも、
実際に声に出して処理の負荷を高めることで、
脳内で無意識に音に変えられるようになるのです。

繰り返していくうちに、
音韻符号化にかかる脳のリソースの消費を抑えられます。

そうして余ったリソースを、
短期記憶から長期記憶への転送に使えるようになるため、
単語をより長く覚えられるわけです。

発音を注意深く聞いて、
声に出しながら単語を覚えていきましょう。

❹英単語を覚えたあとに、テストをする

1セットぶんの単語の発音と意味を確認できたら、
日本語訳を隠して、
英単語を見てから意味をすばやく思い出せるか、
テストをしましょう。

ただ英単語と対応する日本語訳を目で追うだけでは、
単語を効率よく覚えられません。

忘れかけたタイミングで、
「どんな意味だったかな?」と思い出そうとすることで、
より長く記憶を定着させることができます。

これは「テスト効果」という学習理論に基づく覚え方です。

きれいな日本語訳でなくてもかまわないので、
瞬時に英単語の意味をイメージできるかをテストしましょう。

❺覚えたかどうかに関係なく、すべての単語を繰り返し復習する

覚えたかどうかに関係なく、すべての単語を繰り返し復習します。

覚えている単語も含めて「思い出す機会」をつくるほうが、
長期的な記憶として定着しやすいからです。

最初出会ったときに覚えたからといって、
その英単語がずっと記憶に残ったり、
すぐに使る機会があるとは限りません。

セット内のすべての英単語を忘れかけたタイミングで、
どういう意味だったか思い出そうとすることで、
英単語の記憶がより強固になっていきます。 

∴英単語の記憶をさらに定着させる覚え方

英単語の記憶をより強固にするための覚え方について見ていきましょう。

❶コロケーションで覚える

コロケーションとは、
単語どうしの慣習的な結びつきのことです。

コロケーションを通して覚えることで、
さまざまなメリットがあります。

そのひとつは、
英単語を、より自然な場面で使えるようになることです。

コロケーションで覚えることで、
英語と日本語の慣用表現の違いに気づきやすくなります。

たとえば、
「薬を飲む」の表現です。

「飲む=drink」ととらえて、
“drink medicine” と言いたいところですが、
より自然な英単語の組み合わせは “take medicine”です。

こうした組み合わせを覚えることで、
とても自然な表現の仕方ができるようになるのです。

また、
似たような意味の語の使い分けにもコロケーションが役立ちます。

たとえば、
「教える」という意味の “teach” と “tell” です。

両者は意味の区別がつきにくいですが、
後ろに来やすい名詞を見ることで、
ふたつのニュアンスの違いがわかる場合があります。

“teach” のあとに結びつきやすいのは、
“English”「英語」、“swimming”「水泳」、“piano”「ピアノ」のような、
知識や技能が関わる単語です。

“tell” のあとに結びつきやすいのは、
“a story”「話」、“a lie”「嘘」のような、
口で伝える情報が関わる単語です。

コロケーションを通して単語を覚えるようにすると、
似た意味をもつ単語の使い分け方が自然にわかるようになりますよ。

❷関連づけで覚える

同じ語源の単語を関連づけて覚えることで、
ひとつの単語から、
複数の単語を理解したり、
未知語の意味を推測したりしやすくなります。

たとえば、
tele-が「遠く」というイメージをもつと理解すれば、
以下のようにまとめて覚えることが可能です。

telegraph 「電信、電報」
  tele「遠く」+graph「書く」(イメージ)遠くへ向けて書かれたもの
telephone 「電話」
  tele「遠く」+phone「音」(イメージ)遠いところへ音を伝えるもの
telescope 「望遠鏡」
  tele「遠く」+scope「見る道具」(イメージ)遠くを見る道具
telework「テレワーク、在宅勤務」
  tele「遠く」+work「勤務」(イメージ)遠くから働くこと

ひとつひとつ独立して覚えるよりも、
同じ語源をもつ単語で関連づければ、
効率的に覚えられます。

∴英単語の覚え方を実践するうえでのポイント

英単語の覚え方の効果を高めるためには、
「大量のインプットと少量のアウトプット」のバランスを意識することが大切です。


英単語を覚えるうえで意識すべきは、
「大量のインプットと少量のアウトプット」のバランスです。

英単語をインプットしただけで使わなかったり、
十分な英単語の知識がないまま英会話などのアウトプットの練習ばかりしても、
学習効果は期待しにくいのです。

言語の知識は、
「受容語彙知識」と「産出語彙知識」というふたつの種類に分類されます。

「受容語彙知識」とは、
ある単語を聞いたり読んだりする際に使用する知識のことです。

「産出語彙知識」とは、
聞いたり読んだりしたときに理解できるだけでなく、
話したり書いたりする際にも使用できる知識のことを指します。

受容語彙知識の量は産出語彙知識よりも必ず多く、
産出語彙知識としても使えるのは、
受容語彙知識の一部です。

つまり、
知っている英単語が少ない状態で英会話の練習をしても、
それによってアウトプットできる語彙を大幅に増やしていくのは難しいのです。

また、
相手が使った単語の意味を理解していないと、
適切な返答をするのも困難です。

その結果、
回答に詰まってコミュニケーションの流れを遮断したり、
相手に誤解を与えたりする恐れもあります。

言語習得は「理解できるインプットを得たとき」に始まるとされています。

つまり、
言語を話す能力を身につけるには、
まず見て聞いて「意味をイメージできる」語彙知識を増やすことが重要です。

ただし、
英単語を覚えて終わるのではなく、
ときどきアウトプットが必要です。

なぜなら脳は、
インプットした知識を
アウトプットすることで記憶の定着が強化されるからです。

日記や、オンライン英会話などで、
覚えた英単語を積極的に使っていきましょう。

そうすることで、
まだ知らなかった英単語や、
間違って使っていた英単語に気づくことができます。

これにより、
インプットの効果を高め、
記憶の定着を促すことができるのです。

英単語を確実に覚えるためには、
十分なインプット学習時間を確保し、
適度なアウトプット学習をしていきましょう。

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