勉強方法
学力の姿勢姿勢は"丁寧さ"を身につけること
いろいろなことを学ぶことは大切です。
そして、
それをよりよく学ぶためには、
丁寧さを身につけることが大切です。
丁寧に聞き、
丁寧に読み、
丁寧に書き、
丁寧に考える、
これらを身につけた子どもは、
どんどん伸びていきます。
「学ぶ」ことは「真似る」ことから始まる
「学ぶ」は「まねぶ」。
お手本となる人の行動や考え方、
お手本となる解き方をしっかり見て、
自分で分析して、解釈し、
心に刻み込み
そして、
実際に何度も何度も身体や頭を使って繰り返すことです。
「同じ」と「違う」で「わかる」
私たちは、
脳の中で、
好奇心と五感から得られた情報を、
これまでの経験や知識と照らし合わせて、
「同じ」「違う」ということを判断し、
それを組み合わせながら物事を考えています。
つまり、
勉強の基本は、
「同じ」と「違う」を整理整頓して判断することです。
これを意識的にすることで、
脳の働きに沿った勉強ができるようになり、
「わかる」が増えていきます。
定期テストと実力テスト(模試)
「ここはよくわからないから暗記してしまおう」
という勉強は、
定期テストでは効果が出るが、
実力テストでは解けません。
実力テストに効果が出る勉強法は、
理解して暗記する、
科目の全体像を意識する、
理解度を試して振り返ることです。
「自分から勉強する子」は「学ぶことを学んでいる」
子ども一人一人と年齢相応のレベルに囚われずに
勉強や読書について会話を続けていくことは、
子どもが自分の考えていることを考える機会になります。それは「学ぶことを学ぶ」ことにつながり、分かることと分からないこと、自分でできることと助けが必要なことが明確になり、「自分から勉強する子」になっていきます。
“素読”は学びに力を与える
素読は、意味を気にせずどんどん読み進める昔からある読み方です。
文字や文章に対する抵抗が無くなり
学習のスタートがスムーズになり
繰り返し読みで、長く記憶に残り
音に対する感覚が鋭敏になり
文章への感覚が磨かれます。
素読は、学びをパワーアップさせます。
日本人が培ってきた読む学習法
江戸時代までの勉強方法は、“素読”、“輪読”、“会読”と、読むことが基本でした。
暗唱し、知識を蓄えて、読んだ内容についてプレゼンをして、自分の意見を堂々とぶつけ合いました。
今、思考力・判断力・表現力や積極的に学ぶ姿勢が求められる中、読むことを中心にした学習を大切にしたいですね。