子どもの「やる気」はどこから来るのか?

こんにちは、学びスタジオの奥川悦弘です。
ご訪問いただき、ありがとうございます。
今回は、「やる気」について書きます。
「やる気」はどこから来るのか?
やる気の源はどこにあるでしょうか?
それは、
『自分が行動していることを、人々が見てくれていること』(過程)と
『ブログの内容が皆さんの役に立っている』(結果)という2つです。
過程と結果がそれぞれネガディブなことです。
この2つを子どもたちに当てはめると、
たとえば、
子供たちの行動を『過程』という目線で見てみると、
「テスト前に、(テスト結果がどうであれ)一生懸命勉強していた」
「絵を描く集中力は親から見てもびっくりするものがある。(他の子と比べて上手い、下手などは関係なく)」
「頼まなくてもお手伝いをしてくれる(時々、雑なことはあるが、自分から率先してやってくれる)」
また子どもたちの行動を『結果』目線で考えると、
「テストで〇点を取れていた」
「英検〇級をついに取れた」
「お友達が沢山いる」
などです。
過程と結果、どちらも大切
私たち人間は普段意識をしていないと、
目につきやすいもの、感じやすいものに対して労いの言葉をかけたり、注目する傾向が強いものです。
たとえば、
「テスト前に目の届かない範囲で努力をしていたかもしれないこと」や
「実はプリントを整理して、子供なりにテストに対して挑もうという姿勢があったこと」という『過程』よりも、
「テストで〇点だった」という『結果』の方が目につきやすく、
労いや褒める言葉を伝えやすいです。
しかし、
大切なのは「過程の部分にも、結果に対しての労いと同じ価値がある」ということなのです。
結果だけを褒められ続けた場合、
子どもの心理としては
「結果が出ないならば、やる意味ない」
「前回〇点でほめられたから、今回それ以下の点数しかとれなかったらダメだと思われるだろう」など、
やる気を持ちにくい心理状態となることが多くあります。
しかし、
過程の部分も労われ、
自分の行動をしっかりと周囲の人々が認めてくれていると感じている子どもは、
「テスト結果が何点であっても、努力していたことは認めてくれるだろう」
「だったら自身はないけれど、まずはテストを受けてみるか」
「もし点数が低くても、また頑張ればいい(また頑張れば、周りの人は認めてくれる)」と、
行動に対して主体的なやる気を持ちやすくなります。
∴まとめ
「やる気」は、
過程と結果のどちらも必要とします。
過程を誰かが見守って認めてくれて、
結果を誰かが認めて喜んでくれる。
この過程と結果があるから、
「やる気」が出てきます。
そして、
過程を自分自身で見守って認められて、
結果を自分自身で認めて喜べるようになっていきます。
「やる気」は本物になります。