食品の危険性
こんにちは、学びスタジオの奥川悦弘です。
ご訪問いただき、ありがとうございます。
前々回、食品添加物の危険性について説明しましたが、その続きです。
今回は、さらに危険な添加物と食品について説明します。
∴調味料アミノ酸
アミノ酸といっても、調味料アミノ酸は、通常のアミノ酸とは全く違う物質です。
通常のアミノ酸は、タンパク質を構成する原料であり、筋肉や骨、内臓の材料になるなど生命を維持する上で欠かせないものですが、
調味料アミノ酸は、化学的に合成されたものであり、身体に必ずしも必要な成分ではありません。
この調味料のアミノ酸とは、うま味調味料で、原材料はグルタミン酸ナトリウムです。
昔から調味料として使われてきたのは、昆布です。
その昆布のうま味成分が「グルタミン酸」で、そのグルタミン酸を使いやすく大量生産するために作り出されたのが、グルタミン酸とナトリウムを化学合成させたグルタミン酸ナトリウムです。
そして、化学合成時に使われるのが、グルタミン酸発酵菌とサトウキビから砂糖を搾り取った残りかすやとうもろこしなどのデンプンから得た糖です。このように発酵菌がグルタミン酸とナトリウムの結晶を増やしていきます。それは、もはや昆布ではありません。
また、アミノ酸等と表示されていることがほとんどです。
この等とは、アミノ酸にプラス他の調味料の物質が含まれているということで、具体的には、核酸のイノシン酸やグアニル酸、有機酸のコハク酸ニナトリウムなどですが、何が入っているか分かりません。
グルタミン酸ナトリウムは、身体に吸収しやすく神経細胞に影響し、手足のしびれや頭痛、のぼせなどの症状を引き起こす可能性があります。
ベビーフードに使うことを禁止する国もあります。
また、化学合成時に使われるトウキビやとうもろこしは、外国産の遺伝子組み換え作物の可能性があり、内臓障害、発がん性、不妊などの健康被害の懸念があり、化学合成時の危険性は未知の領域です。
∴食品添加物でないので危険性のある食品
つぎに食品添加物ではないが、危険性のある食品を二つ説明します。
❶たん白加水分解物
たん白加水分解物は、コクやうま味をプラスできる調味料で、とうもろこしや大豆、小麦、肉類や魚介類などのタンパク質が原料で、これらのタンパク質を酸や酵素で加水分解して、たん白加水分解物が作られます。
次に、たん白加水分解物の危険性について説明します。
たん白加水分解物の製造時、「塩酸分解」する方法ではタンパク質に含まれるグリセリンと塩酸が反応を起こして、クロロプロパノール類が発生します。このクロロプロパノール類の「3-MCPD」と「1,3-DCP」には、発がん性などの健康被害が起こる可能性があるとWHOが指摘しています。
また、たん白加水分解物の原料に使われるとうもろこしや大豆は、遺伝子組み換えの可能性が大きく、内臓障害などの健康被害を及ぼす危険性があります。
さらに、牛や豚などの動物のクズ肉の危険性は、加工する際、腐敗防止や衛生のために化学処理をされ、危険物質が生成される可能性もあります。
❷酵母エキス
酵母エキスも、食品添加物指定されていない食品とされていますが、酵母菌を化学的に分解抽出したもので、アミノ酸や核酸などを含み、エキス化したうまみ調味料です。
酵母と名前がついているので体に良さそうに感じますが、酵母菌を化学的に分解抽出しています。
その分解方法は、酵素分解と酸分解があり、塩酸分解の場合は、塩酸で分解します。
この塩酸分解は、たん白加水分解物で説明した通り、分解過程でクロロプロパノール類が生成され残留の危険性があり、発がん性があります。
∴まとめ
食品に旨みを付与する調味料のアミノ酸、たん白加水分解物、酵母エキス…
これらの食品添加物や食品は、
神経や身体に少しずつ蓄積され、
蝕んでいきます。
子どもの健全な心身を保つために、
体の中に直接取り入れる食品に対して、
危機意識を高く持つことが大切です。
安全な食料を求めることが、子育ての最優先事項です。