赤目農園開墾日記(2022年6月30日)

こんにちは、学びスタジオ赤目農園です。


本日は、「練り床」を作り始め、
その「練り床」に落花生と黒豆の種を植えました。

種の育てる方法

育苗方法には、
❶直播き
❷苗床
❸練り床

直播は、そのまま直接畑に種をまく方法です。
ニンジンや大根、ゴボウなどの根菜類は、基本的に移植して育てるのに向いていません。
また、白菜や豆類など、成長に多くの水分が必要な野菜は、根を大きく伸ばさなくてはなりませんので、できれば移植しない方が良いようです。
メリットは、手間がかからず、根が傷まないことです。
デメリットは、種から芽が出たばかりの幼苗時期に、天候によって障害が出てしまったり、虫によって害されたり、雑草に負けてしまいやすいことです。

幼苗時期は、人間で例えると赤ちゃんの状態なので、ある程度大きくなって、天候への耐性や、病害虫に対する抵抗力がつく前に弱ってしまうことがよくあります。

苗床は、種が発芽して、大きくなるまでポットやトレイで育てる方法です。
畑とは別の場所で、専用の土を使用したり温室を利用したりと、育苗期に障害が出ないように環境を管理して種を育てていきます。
メリットは、天候や病害虫、雑草などに害されることなく大きく育つので、安定して育てることができます。
デメリットは、直播に比べると手間がかかりいろいろな資材が必要になります。

練り床は、直播きと育苗のそれぞれのメリットを持つ方法

練り床は、畑の一角に育苗を専用にを行うスペースを作ります。
そのスペースに種を植え、幼苗を育てます。
そうすることで、
①害虫や雑草からある程度守ることができます。
練り床の中のごく狭い範囲だけ保温・防虫対策をすれば良いので、管理しやすいです。
②畑の環境に適応した苗を作ることができます。
苗床の場合、幼苗期にポットやトレイに専用の土の中という環境の良いところで育てられます。この苗が、大きくなってからいきなり畑の畝に放り出されることになるので、環境ストレスが大きくなります。
一方、畑の一角で育てる練り床ならば、ほとんど畑の畝と同じような条件下で、幼苗期を過ぎますので、畑の条件に合った強い苗に育つようになります。
③より強い苗を選んで移植し育てることができます。
④特別な資材を使くことなく育苗を行うことができます。

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