畑で子どもに自給力を①〜世界一肥沃な土壌ウクライナのチェルノーゼムを目指して
こんにちは、四谷大塚NETフォーラム塾上本町教室塾長・学びスタジオ®︎代表の奧川えつひろです。
ご訪問いただき、ありがとうございます。
私は今年から、三重県で農園を作りたいと思って準備しています。
今回は、肥沃な土壌について書きます。
❤︎世界一肥沃な場所
世界一肥沃な土壌は、
ウクライナの黒色土の
"チェルノーゼム"です。
❤︎ウクライナの"チェルノーゼム"はなぜ肥沃なのか
チェルノーゼムの気候は、
乾燥気候と湿潤気候の境界に分布している
ステップ気候です。
チェルノーゼムが分布する地域では、
春に一年草の草が一斉に生え、
夏に乾燥し、
秋に一気冷え、
植物が枯れてしまう。
それが腐って肥料となります。
また雨が少ないため、
中性が保たれ、
土壌の栄養分が流れ出ることがありません。
そのため、
腐敗した土壌が積もりに積もってできた土壌は
非常に栄養分が高く、
黒色になります。
ここでは肥料を与えなくても
農作物の栽培が可能な土壌となりました。
❤︎日本では森ができる
ウクライナでは、
夏の乾燥と秋の寒さで、
植物が枯れ一年草しか生息しませんが、
日本は温暖湿潤気候で
雨が多いため、
植物が完全に枯れず、
多年草が生息してきます。
そして、
多年草が大きくなり、
それが木になり、
森になっていきます。
しかも、
雨は酸性雨なので、
土壌は酸性になります。
❤︎日本で肥料のいらない野菜作りをする
日本で肥料をやらない土壌を作るには、
手を加えて、
日本の土壌を
ウクライナのチェルノーゼムのような状態にします。
そのために、
雑草を活用します。
❶雑草の根を残して、地上部分を刈ります。
❷畝(野菜を育てる部分)をしようとする部分に、通路の部分の土を積み上げます。
❸畝に完熟した堆肥を入れ、耕します。
❹畝の中の根、特に地下茎を取り除きます。
❺畝を平にします。
❻畝の上に、刈った雑草を敷き詰め、地面が太陽に当たらないようにします。
❼残った雑草は、堆肥にします。
❤︎雑草が微生物を活動させる
畝の上に
雑草に被せることで、
土の中の保温効果があり、
堆肥を入れた土の中のでは、
微生物が活動して土を肥沃にしてくれます。
❤︎雑草が水を保存させる
また、
雑草を被せることで、
最も土のダメージを与える
土が乾燥するのを防ぎますし、
水やりも必要なくなります。
❤︎雑草が肥料になる
そして、
雑草が腐食し、
良質な肥料になっていきます。
❤︎まとめ。畑で自給力①〜世界一肥沃な土壌ウクライナのチェルノーゼムを目指して
ウクライナのチェルノーゼムの土壌は、
肥料を与えなくても農作物の栽培できます。
そんな土壌を作るための大切な要素に、
雑草の活躍があります。
雑草が、地中の微生物を活動させ、土を保水し、腐食して肥料になります。
雑草を活用した土壌作りは自然に優しいと思います。