“ポジティブな信念"は、2歳までの親の接し方で決まる?
新年あけましておめでとうございます。
学びスタジオ®︎東大阪瓢箪山教室の奧川えつひろです。
ご訪問いただき、ありがとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
新年に因んで"信念"について書きます。
❤︎"信念"とは
"信念"とは、
心の奥深くに根ざしている確信で、
自分自身と人間関係に対して、
正しいと信じている考え方です。
❤︎多くの"信念"は、0歳に生まれる
多くの信念が
0歳のうちに親の接し方によって生まれます。
ポジティブな信念と
ネガティブな信念の
両方を持つようになります。
❤︎ポジティブな信念
親に受け入れられ、
愛されていると感じる状況では、
「私は大丈夫!」
というようなポジティブな信念が生まれ、
その信念は人を強くしてくれます。
❤︎ネガティブな信念
親から否定されることが多い状況では、
「私はダメだ!」
というようなネガティブな信念が生まれ、
その信念が人を弱らせてしまいます。
❤︎ネガティブな信念から生まれる"自己防衛"
悲しみや不安、
孤独感、寄る辺なさ、
怒り…
心に負担のかかる感情を持つようになります。
その感情を感じないようにするために、
人を避けたり、
完璧主義に陥ったり、
権力志向になったり
と"自己防衛"をとるようになります。
❤︎2歳までの経験が特に"信念"に影響
こうしたポジティブな信念とネガティブな信念は、
脳の構造がほぼ完成する6歳までに、
かなりでき上がります。
だから、
生まれて6年間は、
人間の成長にとって非常に重要です。
そして、
"信念"に特に影響するのが2歳までの経験です。
❤︎親の接し方が子どもの人生の青写真
親が子どもにどのように接したかは、
その後の人生における人間関係の青写真になります。
つまり、
親との関わりから
自分自身や人間関係に対する考え方
つまり
自己肯定感と他者に対する信頼感が生まれます。
❤︎赤ちゃんは、「自分がダメだ」と感じている
生まれてきたばかりの赤ちゃんは小さくて裸で、
まったく無防備な状態です。
そのため、
赤ちゃんにとって、
自分を受け入れてくれる人がいるかいないかは、
命に関わる重大なことです。
生まれた直後はもちろん、
その後も長期間、
自分が劣っていて依存している存在だ
と思いながら生活を送っていきます。
それゆえ、赤ちゃんは
「自分はダメだ」というネガティブな信念を持ちます。
❤︎親から拒まれ、「自分はダメだ」と感じる
また、
子どもに愛情をたっぷり注ぐ親でも、
子どもの願望を必要な場合は拒まなければなりません。
例えば、
歩けるようになる1歳のころには、
子どもは親から
いろいろな行動を禁じられたり、
制限されたりします。
たとえば、
おもちゃを壊さない、
花瓶に触れてはダメ、
食べ物で遊ばない……
子どもは、
そのたびに自分が何か間違ったことをしてしまったと感じ、
なんとなく「自分はダメだ」と思うようになります。
❤︎子どもにとって、親は偉大な存在
幼い子どもは、
親の行動の良し悪しを判断できません。
幼い子どもにとって、
親は間違ったことをしない完璧で偉大な存在です。
❤︎子どもにとって、つらい親の接し方
子どもにとってつらい経験は、
親が子どもの教育や世話を重荷に感じ、
子どもを怒鳴りつけたり、
ほったらかしにしたりする場合です。
たとえば、
親に怒鳴りつけたときに、
子どもは、
怒鳴りつけられたのは「自分がダメな子だからだ」と思います。
自分はしかられていて、
自分が悪い、
間違っているとしか感じません。
❤︎2歳までの親の接し方で愛情を感じる
誕生後の2年間は、
親の行動に頼るしかない時期なので、
この時期に
基本的信頼感または基本的不信感が生まれます。
この2年間で感じたことによって、
自分が基本的に愛されているのかどうか
を感じ取ります。
この時期の子どもへ接し方は、
身体のケアです。
食べ物を食べさせ、
身体を洗い、
おむつを替えるといった
身体のケアで始まります。
❤︎親の接し方で、大切なこと
この身体ケアでとても大切なのは、
"なでること"です。
子どもは、
親のなで方やまなざし、
声のトーンから、
自分がこの世界で歓迎されているかどうかを感じ取っていきます。
❤︎2歳までの無意識の思い出
この歓迎されているかどうかの基本的信頼感は、
無意識の中に保存されているため、
自分では思い出すことができません。
無意識の中に保存されているがゆえに、
大切で、信念に大きな影響を与えるのです。
❤︎基本的信頼感が育つと
基本的信頼感が育まれた子どもは、
ポジティブな信念を持ち、
意識の深いところで、
親に対する信頼感だけでなく、
自分自身に対する信頼感も持っています。
これは、
親以外の他者を信頼するための前提条件になります。
❤︎まとめ。"ポジティブな信念"は、2歳までの親の接し方で決まる?
生まれたばかりの子どもは、
何も出来ず、
ネガティブな信念を感じ、
1歳になった子どもは、
未熟なので親から行動制限を受け、
さらにネガティブな信念を感じます。
ネガティブな信念から子どもを救い出すのが、
親の愛情ある接し方です。
子どもを優しく"なでる"ことです。
親のなで方やまなざし、
声のトーンから、
自分がこの世界で歓迎されているという
ポジティブな信念を感じ取っていきます。
この2歳までに感じた
ネガティブな信念とポジティブな信念は思い出せませんが、
この無意識のポジティブな信念が、
やがて、
自己肯定感や他人への信頼感につながっていきます。