"知る"ことと"ありがとう"
こんにちは、学びスタジオの奥川悦弘です。
ご訪問いただきありがとうございます。
今回は、子どもの心と頭の栄養について書きます。
∴子どもを大切にする?
親から見れば、
子どもは
まだ頼りなくて、
一人では何もさせられないから、
なんでも面倒を見ることが、
子どもを大切にしていることだと思ったりします。
∴親のマネをしたがる
しかし、
成長とともに少しずつ器用になってきます。
お母さんが家事をしていると、
それをお手伝いをしたがります。
でも、
危ないし、
時間がかかるし、
うまく出来ず、
二度手間になるから、
子どもの気持ちを別の物事でそらして、
結局、親がひとりでやってしまいます。
∴子どもが可愛いと思う2つの問題点
子どもを可愛いと思うがゆえの二つの問題点があります。
❶子どもの気持ちを曖昧にする
子どもが自主的にやろうと思っていることに対して、
親が手を出すことで、
その気持ちを曖昧にしてしまうことです。
そして、
このことが続くと、
子どもからこの自主性は出てこなくなります。
❷感謝を云う機会を失う
子どもからお手伝いの機会を奪うと、
お手伝いをしてくれて「ありがとう」という機会を失うことです。
親からの感謝の気持ちは、
お子様にとっての最高の贈り物です。
それは、
子どもの自己肯定感をどんどんと強めることにつながります。
∴子どもにお手伝いを
事情が許す限り、
お手伝いやいろいろなことをどんどんやってもらって、
たくさんの「ありがとう」の言葉をかけてあげることが大切です。
それが、
自主性をどんどん育てていくことになります。
∴知りたがり
また、
子どもはいろいろなことを知りたがります。
"知ること"で、
好奇心を満たしていきます。
だから、
いろいろなことを質問します。
成長するにつれて、
知りたいことが膨らんでくるようになるはずです。
∴"聞いて知る"から、"学んで知る"
"人に聞いて知る"ことから、
"学んで知る"ことができるようになります。
聞いて知り、
読んで知り、
考えたこと、発見したことを話したり、書いたりして学んでいきます。
∴自分で知る達成感
自分の力で知ることが出来るようになると、
達成感が強くなり、
楽しくなり、
もっと「知りたい」という気持ちを強めることが出来ます。
「知りたい」という気持ちを、
「人から聞く」ことから「自ら学ぶ」ことで満たされていきます。
∴脳への栄養
脳科学では、
脳は6歳までに大人の9割程度出来上あがります。
子ども(6歳までの脳の急速な成長期にも)には、
脳に質のいい栄養を与えることが大切です。
その栄養とは、
心には、「ありがとう」の言葉を聞くこと、
頭には、好奇心を満たすたくさんの体験と知識です。
∴まとめ。心には「ありがとう」を、頭にはたくさんの"知る悦び"を
子どもたちが、
成長とともに、
だんだんと器用になってきます。
そして、
何でも自分でやりたがります。
親は手を出さず、見守りどんどんしてもらいましょう。
そのポジティブな体験から、
子どもたちは、
いろいろな知識を吸収し、
"知る悦び"を感じます。
そして、
「ありがとう」と褒めてあげましょう。
悦びが増殖し、
もっと知りたいと意欲が湧きます。
たくさんの好奇心を満たす体験を通じて、
頭には、"知る悦び"
心には、"ありがとう”
という栄養を与えてあげましょう!