教育のニューノーマルには、丁寧な学習習慣が必要
こんにちは、東大阪市瓢箪山にある個別指導塾学びスタジオ東大阪瓢箪山教室の塾長の奧川えつひろです。
ニューノーマルとは、新しい常識、
コロナ禍で、生活の常識が変わり、教育においてもニューノーマルが動き出しています。
今回は、教育のニューノーマルについて書きます。
❤︎国が目指す教育ニューノーマルの姿は、
❶一人一人が多様な幸せを目指している姿
❷一人一人が社会全体の幸せを目指している姿
❸一人一人が主体に教育を受けている姿
❹デジタル化でデータ(学習面、生活・健康面、教師の指導面)駆動活用して教育している姿
❤︎教育ニューノーマルにために行ってること
❶子ども一人一台のタブレットの貸与
❷オンデマンドによる授業
❸学校でも家庭でも継続して学習できるオンライン学習システム
❹小学校との連続性を意識した幼児教育の充実・強化
❺多様な学び
高校生が大学の講義を学ぶ"先取り履修"の推進 と大学への"飛び入学者"への高校卒業資格付与
❤︎小5の算数の授業で
昨日、塾の生徒が「授業と宿題が反対になった」と言いました。
「どういうこと?」と聞くと、
「タブレットが、一人一台貸与されていて、
そのタブレットで新しく学ぶ内容の映像授業を家で見て、問題を解き、
解いた問題の答案を写真を取って先生に送るという宿題が出ている」
「学校の授業で何してるの」と聞くと、
「学校では、先生は授業をせず、
宿題をしているみたいに、計算ドリルなどの問題をずっと解いている」
と話してくれました。
つまり、
"授業を家で受け、学校で問題を解く"
ということです。
❤︎映像授業を学ぶためには、
映像授業を見て、自分で学ぶという宿題は、
主体的に学ぶということが目指されているのだと思います。
問題は、
子どもがその映像授業で説明されている言葉の意味や
説明されている内容が理解できる
語彙力と読解力という土台があるかどうかです。
この土台が、教育のニューノーマルの前提になると思います。
❤︎教育ニューノーマルの前提は、学習の土台づくり
学習の土台作りとは、
子どもに丁寧さを教えることだと思います。
それでは、丁寧さをどう教えればいいでしょうか。
❤︎"子どもと一緒に、丁寧に"がポイント
親は、
子どもとの時間、距離感をうまく確保できず、
ついつい手を出しすぎてしまったり、
放任してしまったり……。
とにかく保護者は、子どもを見てあげる時間をつくることです。
子どもが書いたり、描いたりした物を見てあげる、
一緒にしてあげる、
そして何より
一緒に丁寧に作業をしてあげることです。
親と一緒になにかをすることは、
社会性の基礎になってきます。
人の話をよく聞く、
自分の思いをしっかり伝える
といった基本も身につきます。
❤︎学習の基礎は、日常生活に溢れている
保護者と過ごす家での丁寧な関係性が"聞く・話す・読む・書く"という学習の基盤をつくっていきます。
そして、日常生活の中のいろいろな場面で溢れています。
❤︎丁寧に書けることは
文字を注意深く見て、
"とめ、はね、はらい"に気をつけ、きれいに書けることが、
落ち着きや、
その子の集中力に影響します。
つまり、
文字の書き方が、
学習に向かう姿勢にも関わってきます。
❤︎考えることも丁寧に
1つのことを10回味わう
「はてな?」
「なるほど!」
「そうか」
「でもね」
「ええと…」
「しかし」
「たとえばね」
「つまり」
「やっぱり」
「わかった!」
これらは、“話を聞く方法”を示したものです。
❤︎論理的に内容を理解できるようになる
小学生低学年の間に、
自然に
要点はなんだろう、
自分はどう考えるのかを考えながら聞くことができるようになると、
本当に子どもたちは伸びていきます。
この方法に基づき丁寧に聞くことができれば、論理的に内容を理解することができるようになります。
❤︎まとめ。教育ニューノーマルの土台は、丁寧な学習習慣
教育のニューノーマルは、
子どもたちに、
映像授業、リモート授業など、
たくさんの学ぶチャンスを与えたり、
学力を多方面からチェックできるようになります。
また、
子どもが主体性に学ぶことも大切なポイントです。
それは、
子ども自身が、自分で何をどのような方法で学ぶかをマネージメントすることです。
そして、
この主体的な学びが、子どもの本当の学力として血肉となるのは、学びの丁寧さです。
いろいろな学びの場で、いかに丁寧にそれを受けるかです。
丁寧に読み、
丁寧に書き、
丁寧に考える……
この丁寧に学ぶ姿勢、
学習の習慣を育ててあげないといけないと思います。
そして、この丁寧な学習習慣は、
デジタルではできません。
人の人の温もりの中で身につくものですね。