インプット3・アウトプット7で定着

こんにちは、個別指導塾 学びスタジオの奥川悦弘です。
ご訪問いただき、ありがとうございます。
今回は学習内定着定着について書きます。
∵インプッ3とアウトプッ7の法則
勉強は、
学習内容を理解するインプットから始まります。
それは、「わかる」ということで、
「できる」ということではありません。
「できる」ためには、
アウトプットが重要です。
そして、
学習内容を記憶に定着させるには、
“インプット3:アウトプット7”の割合が最も効率的といわれています。
つまりインプットの倍以上、
アウトプットに時間を割く必要があるということです。
∵4つアウトプットの方法
そこで、
アウトプットの方法を4つ紹介します。
❶マインドマップ

マインドマップとは、
紙の中心に主題を書き、
そこから連想した言葉やイメージを放射状につなげて書いていきます。
人には、
頭に浮かんだ意見やアイデアをすぐに忘れてしまう習性があります。
これは、
自然と連想が広がって思考が次々変化するという脳の働きによるものです。
そんな思考の過程を、
マインドマップではそのまま書いていきます。
そのため、
本来すぐ忘れてしまう意見やアイデアもあとで細かく振り返ることができます。
具体的なやり方として、
紙とペンを用意する
読書前に、紙の中心に“この本から何を学びたいか”という目的を設します。
読書中・読書後に、本から得た知識や気づきを放射状に書いていきます。
このようなマインドマップは、
勉強したことを復習しやすくなるだけでなく、
学んだ内容から自分なりのアイデアを膨らませるきっかけもつくれます。
❷アウトプット要約
アウトプット要約は、
帯コメントのように、
読んだ内容を30字以内で考えるというものです。
帯コメントは本の内容を知らない人に向けて書くものです。
だから、
“誰が見てもわかる要約”を書くには、
本の内容をしっかりかみ砕いて、
自分の言葉に直さないと書けませんし、
帯コメントとして字数を短くまとめるためには、
著者の主張を的確に理解しなければ書けません。
帯コメントを書くコツは、
わざと“?”で終わらせること
“ではなく”というフレーズを使ってみることです。
たとえば、
“教えるではなく、コーチする。可能性を引き出していますか?”(28文字)
考えた帯コメントを実際に人に見てもらい、
読みたくなったかどうか聞いてみると、
より効果もありそうですね。
❸エアー授業
自分が先生になったつもりで(架空の)生徒に質問し、
生徒役として自分で答えてみるという流れを、
声に出して行なうというものです。
“話す”アウトプットは学習内容の記憶定着に有効です。
たとえば、
歴史の年号や人名といった知識を覚えてもすぐに忘れてしまいがちなのは、
”意味記憶“という忘れやすい記憶の状態だからです。
しかし「〜したあと、次に~が出てきて…」というように話すことにより、
“エピソード記憶”という忘れにくい記憶に移行できます。
❹付箋ノート
勉強内容や気づきを書いた付箋をノートに貼りつけていきます。
この付箋ノートをすると、
付箋という小さい面積のなかに情報をまとめるため、
自然と要約力が身につきます。
複数色のペンを使い分けるよりも、
付箋そのものの色を変えるほうが、
視覚的にインパクトのある色分けが簡単にできます。
自由に貼り替え、
並べ替えができ、
まとめやすいです。
ノートとペン、付箋を用意したら、
あとは勉強したことなどをどんどん付箋に書いてノートに貼るだけです。
∵神経ネットワークが刺激される
この“書く”アウトプットでは、
脳のRAS(脳幹網様体賦活系)という神経ネットワークが刺激され、
書いた情報に対する集中力が高まり、
自分の得たい情報を収集しやすくなります。
∵まとめ
インプットしたことを、
アウトプットすることが大切です。
アウトプットすることが、
学んだ内容を定着させ、
学んだ内容をまとめるアウトプットの過程において、
表現力やコミュニケーション能力を高めます。
知識が定着すれば、いろいろな発想も浮かんできます。
インプット「3」に対して、その倍以上のアウトプット「7」を実践しよう。