愛情を育てる三角形
こんにちは、三重県名張市の個別指導塾 学びスタジオの奥川悦弘です。
ご訪問いただき、ありがとうございます。
今回は、愛情について書きます。
∴子どもへの愛情に大切な3つの柱
「愛情」とは、
人や物を心から大切に思うあたたかい気持ち。いつくしみの心です。
子どもの愛情を育てるには、次の3つの愛情を持って育てることが必要です。
❶支援の愛
支援の愛は、
子どもが心身ともに健康に育てる環境を支援することです。
子どもの成長に合わせた食事や清潔な衣服、
安心して住める場所、
そして教育を受けさせるなど、
心も身体も健康に育つ環境を整えることです。
また、
就寝や起床、
はみがきや入浴の促しなど、
基本的な生活習慣を身につけるよう生活を支援していくことです。
❷理解の愛
理解の愛は、
子どもの目線に立って、
子どもの気持ちを理解しようとすることです。
子どもが今、
何を感じ、思い、考えているか、
子どもの立場に立って、
気持ちに寄り添うことです。
同じ物事でも、
大人の目線と子どもの目線では、
見え方が全く違う場合もあります。
また、
子どもは言葉で出来事や感情をうまく言い表せないこともあります。
それらのことを考えたうえで、
子どもの気持ちを理解しようと努力していくことです。
❸自分への愛
自分への愛は、
親自身が子育てを楽しむことです。
子どもは親の気持ちを敏感に読み取ります。
親がいつもイライラしていたり、
落ちこみクヨクヨしたりしていれば、
子どもはそれを感じとり、
「自分がいるせいで、ママは辛い思いをしている」
と自己否定をする場合があります。
親自身、
子育ても含めて人生をイキイキと楽しむことも大切です。
∴愛情の3つの柱のチェック項目
それでは、
この愛情の3つの柱について、それぞれチェックする項目を挙げます。
❶支援の愛のチェック
食事は適切に与えているか
(栄養のバランスや食が進む雰囲気など)
衣服は適切に与えているか
(季節や成長、衛生面など)
心身共に安らげる家であるか
年齢に適した教育は受けさせているか
生活習慣が身につくよう言葉がけなどしているか
❷理解の愛のチェック
頭ごなしに、怒ったりしていないか
子どもの話には耳を傾けるようにしているか
子どもはが喜びや悲しみの感情を表したとき、受け止めているか
将来の進路や職業を親が強要していないか
勉強やスポーツなどの向上を一方的に求めていないか
理解の愛情が不足すると、
親の一方的な願いや思いが先走り、
勉強やスポーツ、
また将来の職業を強要することになってしまいます。
それらを強いられる子どもは、
本来の自分を出せなかったり、
後に抑えた感情が爆発することもあります。
また、
子どもの喜びや悲しみ、悔しさなどの感情を受けとめられず、
「親は分かってくれない」と感じ、
親子の間に隔たりが生じることもあります。
❸自分への愛のチェック
いつも自分のことを後まわしにし、イライラが蓄積していないか
子育てがうまくいかないと、クヨクヨしていなか
人に援助を求めることができず、「手伝って」を言えないことがないか
子どもがいるために、○○できない、と自己犠牲の感情を強く持っていないか
休息時間を取ったり、楽しんだりすることに抵抗を感じていないか。
自分への愛情が不足すると、
自分のことはいつも後回しにし、
気がつけば、
気持ちに余裕がなくなり、
イライラしたり怒鳴ったりしてしまいがちです。
また思い通りにいかない子育てに落ちこみクヨクヨしがちになるでしょう。
反対に「自分への愛情」が過多になると、
子どものことをなおざりにしたり、また「支援の愛情」や「理解の愛情」が不足することにもなってくるでしょう。
∴ときどき、子育てを振り返る
子育てに一生懸命になりすぎると、
いずれかの愛情に偏ったりすることがあります。
時には、
自分の子育てを一歩引いて、
上記の3つの愛情の三角形のバランスに偏りがないかを見つめてみましょう。
∴まとめ
子どもの愛情を育てるには、3つの愛情のバランスを持って育てることが大切です。
それは、支援の愛、理解の愛、自分への愛です。