味覚をつけよう

こんにちは、学びスタジオ奥川悦弘です。
ご訪問いただき、ありがとうございます。

今回は、味覚について書きます。

∴味覚とは

味覚には、
甘味、苦味、塩味、酸味、うま味の5種類があります。

私たちが食べ物を食べると、
味の成分が唾液に溶け出して脳に伝達されます。

食べたものがどのような味なのかを感じ取ることができます。

味を感じ取るためには、
味覚だけではなく、
歯ごたえ、舌触り、匂いなど、
さまざまな経験が必要となります。

これらすべてをひっくるめて、
脳は「おいしい」「まずい」などを判断します。

「おいしい」と感じると、
消化が促進されて食欲がアップします。

一方で一度「まずい」と感じたら、
その食べ物に対する拒絶感が出てきます。

また味覚を通じて、
食べ物の腐敗や毒性に気が付くこともできるようになります。

味覚を感じ取るときに不可欠なのが舌です。

味蕾(みらい)と呼ばれる器官が、
味を感じ取るセンサーとしての役割を果たします。

味蕾の細胞は、
1か月のペースでどんどん新しく生まれ変わります。

急ピッチの代謝で大きな役割を果たしているのが亜鉛です。

外食中心の食生活を続けていると、
亜鉛が不足して味が感じ取れなくなります。

さらに、
味の濃い食べ物の摂り過ぎなどが、
味覚を鈍らせる原因になってしまいます。

おいしい料理をおいしくいただき、
人生を豊かなものにするために、
食が果たす役割は非常に大きいです。

∴亜鉛を多く含む食品

亜鉛が多く含まれる食品には次のようなものがあります。

牡蠣、豚レバー、牛赤身肉、小麦胚芽、油揚げ、カシューナッツ、卵、チーズ、高野豆腐、 納豆。

このように、
肉や魚介、大豆製品など、たんぱく質を含むものに多く含まれています。

また、
ココア、がんもどきなど、植物性の食品にも多く含まれています。

∴味覚を鍛える方法

味覚は鍛えることができます。

❶味覚のひとつひとつを意識

甘味、苦味、塩味、酸味、うま味の5つの味覚を意識することからです。

ひとつひとつ意識しながら食べることで、
味覚を感じとるセンサーが活発に働くようになります。

この方法ではバランスが重要です。

5つの味覚を満遍なく感じ取るためには、
ひとつの味覚に偏らないような食事をすることがポイントです。

あらゆる料理に砂糖を多めに入れたり、
スイーツばかり食べたりしていると、
単純な甘味しか感じ取れなくなります。

他の味覚センサーが衰えるだけでなく、
味覚を感じ取る感覚も鈍磨します。

すべての料理に七味唐辛子やマヨネーズをかけるような食生活も同様です。

同じような味の料理を食べ続けていると、
味覚神経がどんどん鈍っていきます。

❷料理は薄味にする

私たちは外食や既成食品を通じて、
知らず知らずのうちに濃い味に慣れ親しんでしまっています。

濃い味付けは、
味覚を感じ取る舌のセンサーを鈍磨させる要因になります。

たとえば、
お米はそれ自体に甘みや旨味が凝縮されていますが、
日常的にご飯に濃い味のふりかけをかけて食べるなどしていると、
お米だけを食べた時にその旨味を感知できず、
物足りなさを感じてしまいます。

濃い味だけでなく、
薄い味も意識して食事をとることで、
味覚を鍛えることができます。

❸白い食材を食べる

豆腐、大根、えのき、白魚などの食材は、
淡白な味わいから脇役になりがちです。

味がしないと思われがちな白色の食材ですが、
実は甘みや旨味など、その味わいは繊細かつ複雑です。

そのため、
白色の食材の味わいに慣れてくると、
味覚が鍛えられて甘みやうま味に対する感度が増します。

豆腐の甘み、
大根の辛味、
白魚のうま味など、
繊細で奥ゆかしい味わいが徐々に分かるようになってきます。

しばらく続けていると、
「豆腐ってそのままでもこんなに美味しかったのか」と驚くに違いありません。

❹食べるときにたくさん噛む

唾液を出すことを意識して食事をすることも、
味覚を鍛えるうえで大切です。

唾液に含まれるグルタミン酸は、
野菜や昆布だしなどに含まれているうま味物質のひとつです。

よく噛んで、唾液がしっかり出ていると、
それだけでうま味がアップするという直接的な効果があるわけです。

ゆっくり噛むことで、食材のうまみもじんわり出てきます。

∴まとめ

味覚を磨くと、
食品を素材の美味しさを感じれるようになります。

それは、幸せ感を与え、心を安定させ、人生を豊かにします。

味覚のひとつひとつを意識する。
料理は薄味にする。
白い食材を食べる
たくさん噛む。
そして、亜鉛の含む食品を食べよう。

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