めんどくさい・邪魔くさいに克つ

こんにちは、三重県名張市の個別指導塾 学びスタジオの奥川悦弘です。
ご訪問いただきありがとうございます。
今回は、「めんどくさい(関西では、邪魔くさい)」について書きます。
∴めんどくさいのは「イヤイヤやる」から
楽しいことは自発的にやります。
ところが、
「やらなきゃダメ」と強制されることに関しては、
やる気が出ず面倒に感じます。
イヤイヤやることになるし、
後回しにするから余計気が重くなります。
人は嫌なことに対してストレスホルモンが出るので、
集中力や記憶力が下がってしまいます。
だから、
自分から、自発的に行うことが大切です。
アイディアを盛り込んだり、
自分で問題点や苦手なところを発見したり、
やれと言われたことでも自分で工夫したり計画してやると、
やる気のもとであるドーパミンが出て、
楽しく感じるようになってきます。
反応速度が上がって、
勉強ができるようになってきます。
∴めんどくさいに勝つための対処法
めんどくさいに勝つためんはどうするらいいか。
❶すぐ始める
まずは、とにかく始めることです。
脳には興奮すると集中できる箇所「側坐核」(そくざかく)があり、
30分ほどで動き始めます。
最初の5分は教科書を読む(眺める)、
英単語の見直しなど、
簡単なことでウォームアップします。
徐々にエンジンが上がっていきます。
また、
脳のエンジンがかかったら、
すぐに苦手なものに取り組むこと大切です。
脳のパフォーマンスが良いときに、
最も苦手なことを終わらせます。
❷声に出して宣言する
「勉強を始めます」
「やる気があります」などと、
声に出してみます。
人間は口に出したことと、
現実が違うと違和感を覚えるので、
行動して現実を変えようと試みようとする傾向にあります。
これを心理学では「認知的不協和」と呼ばれています。
頭の中で言うだけでは効果がないので、
声に出して言うのが重要です。
❸「することリスト」と目標を作る
今日一日のやるべきこと、
目標を「することリスト」にして書き出しましょう。
漠然とした予定ではなく、
具体的に書くのがポイントです。
1時間の勉強目標を立てる場合も、
15分刻みでやることを細分化するのが成功のコツです。
全て達成できなくても、
一つでも二つでも達成できれば、
それが、達成感につながっていきます。
❹「報告」する場所を作る
「アイツには負けられない!」と思うと、
普段よりやる気が出ます。
勉強は友だちや仲間と
試験の結果など勉強の成果を報告しあうと、
刺激になります。
∴めんどくさいから卒業する生活習慣
次に、
めんどくさいから抜け出す、生活習慣について紹介します。
❶朝日を浴びる
起きたらまずカーテンを開けて、
朝の光を浴びましょう!
精神を安定させる脳内物質「セロトニン」が分泌されます。
くもりでも雨でも効果があります。
布団の中で起きられない時は「5、4、3、2、1……GO!」と口に出す、
5秒で行動を起す「5秒ルール」も効果があります(「認知的不協和」の活用です)。
❷規則正しい生活をする
勉強していて……、
友達とやり取りしていて……、
夜ふかしってしまう。
しかし、
できるだけ同じスケジュールで生活することが、
一番脳のパフォーマンスが上がる方法です。
午前中は、
セロトニンも作られ、
集中力が最も高まる時間帯、ゴールデンタイムです。
❸軽い運動をする
セロトニンは、
リズムのある運動をすると分泌されることもわかっています。
朝散歩をしたり、
体操やストレッチなど、
軽い運動が効果的です。
❹起きたらシャワーを浴びるか顔を洗う
夜は、
おやすみモード「副交感神経」が優位に働いています。
勉強に集中するためには、
昼モード「交感神経」優位に切り替えることが重要です。
起きたらシャワーを浴びるか顔を洗うとさっぱりして、
モードが切り替わります。
冷水だとよりしゃっきりします。
冷水で手を洗うだけでも効果があります。
夜は、
寝る90分以上前にぬるめのお風呂に入ると、
体温がちょうど下がり、
上質な睡眠を取れます。
❺環境を整える
集中するためには、
環境がとても大切です。
人間は誘惑に弱いものです。
机に置いたスマホが光って、
ちょっと見たらいつの間にか時間がたっていた。
ということを避けるために、
遠ざけるのが一番です。
スマホは、機内モードに設定し、
鞄の奥にしまう、別の部屋に置くなど、
わざと「めんどくさく」しておきましょう。
逆に、
問題集や教科書は手に届くところに置いておきましょう。
∴大きな目標を小さく刻むことが秘訣
それから、
「めんどくさがらない」ために大事なのは、
ハードルを上げすぎないことです。
目標や「することリスト」を書く時、
無理な計画を書かないことです。
目標と同じくらい、
達成感も大切です。
できなくて落ち込まないように、
小さく刻んで目標を立ててみましょう。
少しゆるくて大丈夫です。
できたことに目を向け、
自分を褒めてあげてください。
行動や生活習慣を変えるように心がけ、1ヶ月もすると自分の変化を感じられます。
人間の細胞は3ヶ月で入れ替わるので、
3ヶ月頑張れば「めんどくさがりな自分」から卒業できます。
∴まとめ
「めんどくさい」「邪魔くさい」と感じるのは、
やらされると感じるからです。
とにかく始める、
「今から勉強する」と声に出して宣言する、
ハードルの低い「することリスト」を細分化して作る、
友だちと成果を報告し、刺激し合う、
自発的に勉強していると
少しずつ「めんどくさいがりな自分」から卒業できます。