「言うことを聞かない子」になる親の言葉

こんにちは、個別指導塾 学びスタジオの奥川悦弘です。
ご訪問いただきありがとうございます。
今回は、親の言葉について書きます。
∵言うことを聞かない子の裏側には親の言葉がある
「どうして言うことを聞いてくれないの!」
と口にしてしまうこの言葉。
でも、実は「言うことを聞かない」の裏側には、
親の人の何気ない習慣が隠れていることもあります。
そのNG習慣について説明します。
∵親のNG言葉
❶ついつい口にしてしまう「あとでね」
子どもの要求に対して、
「あとでね~」と。
でも、この「あとで」。
実は子どもにとってはかなりの待ち時間なんです。
「あとで」を「今から30分後」「お片付けが終わったら」など、
具体的な時間に変えてみましょう。
約束の時間がはっきりすれば、
子どもだって意外と待てるものです。
それに、
約束を守ることで、親の言葉への信頼も育っていきます。
❷イライラした叱り方
「何度言ったらわかるの!」
「もう知らない!」
疲れが溜まって余裕がないとき、
子どもの些細な行動にカチンときて、思わず感情的になってしまう。
でも、その瞬間の感情的な言葉が、
子どもの心に深い傷を残してしまうこともあります。
そんな時は、
深呼吸をして、
その場を少し離れて、
落ち着いてから「こうしてほしかったんだよ」と、
具体的に伝えると、
子どもも理解しやすいんです。
❸グラグラ揺れるルール
「今日だけだよ」
このセリフを連発していると要注意です。
特別な日を作るのは大切ですが、
毎日が「特別」では、基準があやふやになってしまいます。
基本的なルールは守りつつ、
特別なときは「今日は〇〇の日だから」とか「こんな理由があるから」と、
子どもが納得できる説明を添えるのがポイントです。
❹気持ちを否定する言葉
「そんなことで泣くの」
「もう大きいんだから」
こう言われて気持ちを否定されたら誰でも嫌です。
泣きたい時は泣いていい。
怒りたい時は怒っていい。
まずは「そっか、悲しかったね」「そんなことがあったんだ」と、
子どもの気持ちに寄り添ってみましょう。
すると、不思議と子どもの方から「でも…」と、前向きな言葉が出てきます。
❺ついつい比べてしまう
「お兄ちゃんの時はもっと早かったのに」
「隣のクラスの〇〇ちゃんみたいに…」
子どもたちは得意なこと苦手なことは十人十色です。
昨日できなかったことが今日できた!とか、
苦手なことに挑戦している姿を見つけた時、
それを「すごいね!」って認めてあげます。
そんな風に、
その子なりの成長を見つけていきましょう。
∵まとめ
「言うことを聞かない子」は、
「言うことを聞いてもらえなかったと感じている子」です。
親のNG言葉は、
「あとでね」と待たせたり
「もう知らない」とイライラして叱ったり
「今日だけよ」と条件付きで認めたり
「そんなことで泣くの」と感情を否定したり
「お友達はできているのに」と比べれたり